2026年01月22日
香港から2026 2

香港での能楽ワークショップ、順調に進んでいます。
このワークショップは、2週間(10日間)の能のトレーニングです。
能の謡と仕舞をみっちり稽古しています。
このワークショップを企画しているのは、ウィリアムという方が主に運営している「流白之間」という演劇スタジオです。
ウィリアムは、24年前にシンガポールの演劇学校で能を教えた学生のアンディの弟子です。
アンディから能のことをよく聞かされていたそうです。
またウィリアム自身も能と狂言を見たことがあり、学んでみたいと思ったそうです。
24年前は演劇学校の学生だったアンディは、今では香港の演劇界で大きな影響力のある人だそうです。
そのアンディが能を推薦してくれるのは、とても嬉しいことです。
シンガポールでまいた種が、このように外国で広がっていっていることを、とても嬉しく思います。

今日で4日目が終了しました。
その間に「船弁慶クセ」を仕上げ、今日でおおむね2曲目の「吉野天人」が仕上がりました。
明日は、3曲目「経正キリ」の稽古を始める予定です。
3曲目にいきなり修羅物を稽古するのはかなりハードルが高いのですが、10日間という限られた時間のワークショップなので、あえてハードなカリキュラムを組んでいます。
参加者たちは演劇の役者やダンサーなどが大半なので、とても動きがよいです。
身体能力も高く、声も立派です。
謡も仕舞も、瞬く間に覚えていきます。
シンガポールの演劇学校(ITI)でもそうなのですが、外国人だからといって特別な指導はしていません。日本人と同じように教えています。
さすがに日本語の謡本で稽古するのは難しいので、ローマ字で作ったオリジナルテキストを使用していますが。
いろんなことを教えて、「能って、面白いなあ」と思っていただければ、たいへん嬉しく思います。
kuwata_takashi at 23:00│Comments(0)│