2025年12月31日
御礼 2025年

激動の2025年も、いよいよ暮れようとしています。
無事に年を越せる喜びを、今年も感じます。
今年も様々なことがありました。
まず、1月から3月は恒例となっているシンガポールの演劇学校での能の指導です。
二回渡航し、合わせると5週間以上もシンガポールで能の指導をしました。
常夏のシンガポールで、7か国から集まってきた学生たちと熱く濃密な時間を過ごしました。
3月は、左膝半月板切除手術のため一週間入院しました。6月にある「道成寺」のため、思い切って手術を決断しました。
6月に向けての長い治療とリハビリの始まりです。
全身麻酔により朦朧とする意識の中で、病室の天井を見ながら、「一刻も早く舞台に復帰するんだ」と強く決意したことは忘れられません。
二ヶ月のリハビリの末、5月には能「蝉丸」で舞台復帰しました。
舞台上で、能面の穴から見える狭い視界から見所を眺めた時の感慨は、ひとしおでした。
「また、ここに戻ってこれた」
嬉しさで視界が曇ってしまいました。
6月は、「道成寺 赤頭」です。
二度目の道成寺は、完全燃焼でした。演じている時は膝の痛みは忘れ、ベストの道成寺が出来たと自負します。
8月は、深川八幡祭能奉納に、二ノ宮神輿渡御。
深川の夏は、本当にアツイ。
9月は九皐会「阿漕」。
11月は、社中のおさらい会を二週連続で静岡と東京でいたしました。
12月は緑泉会「楊貴妃」。
夏から秋にかけて本当に忙しかったです。
左膝は、まだまだ万全とは言い難いですが、順調に快復しています。
日常生活に支障は、ほとんどありません。
今年も様々な能を演じました。
5月11日 「蝉丸 九皐会
6月29日 「道成寺 赤頭」 能まつり
8月14日 「敦盛」 深川八幡祭 能奉納
9月14日 「阿漕」 九皐会
10月6日 「敦盛」 文化庁巡回公演
12月6日 「楊貴妃」 緑泉会
12月12日 「翁」 九皐会稽古能
非公開の稽古能を合わせると7番もの能を演じる機会を得ました。
どれも心に残る舞台でした。
今年終了時点で、能楽師になって以来演じた能は164番となりました。
ここ数年、毎年6~7番も演じさせていただいております。
今年も、多くの方々にお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
kuwata_takashi at 19:47│Comments(0)│