入門 30年能楽タイムズ5月号インタビュー記事掲載

2025年05月03日

5月九皐会「蝉丸」

img20250503_15240686
img20250503_15252719

5月11日、五月九皐会「蝉丸」を演じます。

能「蝉丸」は、天皇家に生まれながら非業の人生を送る姉弟の物語です。

盲目の身として生まれた弟・蝉丸は逢坂山に捨てられてしまい、そこで道行く人に施しを受けて暮らしています。
そこへ、姉の逆髪がたまたま通りかかります。逆髪は、生まれつき髪が逆立っているという強烈なクセ毛の持ち主。それが故、狂乱して諸国を彷徨っています。
たまたま逢坂山に訪れた逆髪は、そこで弟・蝉丸が弾く琵琶の音に耳を奪われます。まさかの姉弟の再会。姉弟は走り寄り、互いに肩を抱き再会を喜びます。
姉弟は、お互いの境涯を嘆きつつも、やがて再び分かれていきます。


何ともシミジミとした風情の能です。

姉弟が、再会を喜び抱き合うシーンは、能の表現としてはかなり劇的な演技です。
一曲を通じて、ドラマチックな展開を見せる人情劇です。


「蝉丸」は、シテが姉の逆髪で、ツレが弟の蝉丸ですが、曲名にもなっている通り蝉丸は、極めて重要な役です。シテより上の立場の方が勤めることもよくあります。

今回は、逆髪は私が演じますが、蝉丸をお相手してくださいますのは観世喜正師です。

とても光栄なことです。

喜正先生に全て持っていかれないように、私も存在感を発揮して演じたいと思います。


チケットは、絶賛発売中です。正面席は残りわずかです。
何とぞよろしくお願いいたします。


kuwata_takashi at 21:48│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
入門 30年能楽タイムズ5月号インタビュー記事掲載