2024年01月13日
香港から 最終回
「風姿花伝 能劇大師班」もいよいよ最終日。
今日は4時間の稽古のうち、最初の3時間はリハーサル。最後の1時間が発表会です。
最初、本番同様に2~3人のグループに分かれて通してやってみると・・・・
けっこうポロポロ間違えます。
今まで、少なくても6人くらいのグループにて稽古していたので、少人数だと面食らったようです。
人数が少ないので、当然ながら間違えると目立ちます。しっかり覚えなければキチンと舞えません。
こちらとしてみれば、まさにそれが狙いです。しっかり覚えて、自身の体に身に着けてもらいたいの、こういった機会をあえて設けました。
ひと通りリハーサルをやった後、15分間の自主稽古の時間を与えました。
参加者たちは、それぞれのグループに分かれて目の色を変えて稽古しています。
みんなお互いに教え合いながらの自主稽古です。発表会で良いパフォーマンスが出来るように必死になっています。
ああ、この雰囲気良いなあ。
私は「風姿花伝 能劇大師班」の成果を確信しました。
自主稽古の後、もう一度リハーサルを行いましたが、先ほどよりは見違えるような出来栄えです。
もう心配ありません。
参加者たちはリハーサルの後、発表会までのわずかな時間も懸命に稽古しています。
やはり、彼らは役者です。舞台という目標にむけて一体となっていく様は、見ていてすがすがしいです。
急に設定した発表会ですが、参加者の友人や借りているスタジオのスタッフなど何人かお客様も来ています。
お客様の前で演じる彼らは、何と生き生きとしていることでしょう。
良い発表会となりました。
フィナーレに全員そろって集合写真。
皆、良い顔をしています。
その後、私と記念に2ショット写真を撮りたいと希望する参加者が長蛇の列。皆、私と思い思いのポーズをとって記念写真をとり、喜んでくださっています。
その行列を見て、「ああ、香港に来てよかったなあ」と、しみじみと思いました。
夜遅くまで、ビールを飲んで語り合いました。楽しい時間でした。
「風姿花伝 能劇大師班」を、やり切った充実感でいっぱいでした。
シンガポールでも毎回そうなのですが、長い時間を共にした参加者たちと別れるのは寂しいものです。
また会えるかなあ。
幸い、この能ワークショップは好評であったそうで、主催者の方からまたぜひ開催したいとのお話をいただきました。
きっと、また香港に来ることになるでしょう。
再会を約束して、香港を後にしました。
再見!!!