2022年11月20日
3年ぶりの発表会
11月19日に、3年ぶりに社中のおさらい会「茉莉会(まつりかい)を開催しました。
この2年はコロナ禍により開催を見送りました。
新型コロナウィルスの影響はまだまだありますが、正しく対処すればそんなに恐れることもないことも判ってきました。
いつまで開催を見送ってもキリがないので、今年は思い切って矢来能楽堂での開催を決まました。
社中のお弟子さんも、みな一様に喜んでくださいました。
日常に稽古にも、いっそう身が入ります。
やはり、目的があるのとないのとでは、稽古に対するモチベーションが全く変わってきます。
能楽界には「百の稽古より、一つの舞台」という言葉もあります。
舞台での、お弟子さんの生き生きした表情を見ていて、「大変だったけど、思い切って開催してよかった」と心から思います。
おさらい会の開催にあたって、もちろん感染対策には気を配りました。
舞台で集団感染など起こっては大変なことになります。
でも、今ではその心配はほとんどないと言ってもよいようです。
現にこの一年くらいは、いろいろな能楽師が発表会を行っておりますが、集団感染などという話は一切ありません。
まだまだ、コロナ前の状態には戻れませんが、今回、おさらい会を滞りなく開催できたことは、この上ない喜びでした。
ただ一つ残念だったことは、毎回行っている、終演後の懇親会が行えなかったことです。
この宴会を楽しみにしているお弟子さんもたくさんいるのですが、この第8波とも言われる現状では泣く泣く見送りました。
次回は、懇親会も出来るとよいなあ。。。