2022年08月15日
御礼「深川八幡祭 能奉納」
3年ぶりの「深川八幡祭 能奉納」、大盛況のうちに終わりました。
今年は新型コロナウィルスの第7波の感染拡大により、あまり多くのお客様を集められないので、宣伝もほとんどしませんでした。
「今年は、お客様は少ないだろうなあ。まあ、氏神様への奉納のためにやっているので、お客さん少なくてもしっかりやろう」
子供にもそう言い聞かせて、奉納に臨みました。
その予想は外れ、今年もいっぱいのお客様にご来場いただきました。境内には立ち見のお客様であふれていました。
今年は、お弟子さんの発表は見送り、また玄人の能楽師のお手伝いもお願いしませんでした。
出演は、私と長男・潤之介(高校1年生)と次男・大志郎(中学3年生)の3人です。
1人が舞って、残り2人が謡うというこじんまりとした奉納となりました。
でも、そんな奉納もよいものですね。
家族だけで、ほんわかしたムードで奉納させていただきました。
私は、「天鼓」の仕舞を舞いましたが、息子2人に地謡をしてもらいました。
まだ子供の息子たちに、地謡を謡わせるのは大変でした。
懸命に稽古して、なんとか仕上げました。
稽古の最中や当日の舞台では、とにかく必死で何も考えられませんでした。
でも、終わってからこうして振り返ると、親子3人で奉納舞台をつとめられたなんて、感慨深いものがあります。
夏の良い思い出になりました。
kuwata_takashi at 22:30│Comments(0)│