2021年01月01日
謹賀新年 2021年
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
地元の商店街に、久しぶりに木材に描かれた干支の絵が復活しました。
ここ何年かありませんでしたが、今年はこの様に見事な絵が掲げられています。
正月気分が盛り上がります。
いつでもどんな状況でも、新しい年を迎えるというのは良いことです。
気持ちが改められます。
今年は下記の能を演じます。
5月15日 能まつり「山姥」
7月11日 九皐会「賀茂」
8月中旬 深川八幡祭 能奉納
9月19日 緑泉会「鵜飼」
今のところ4番のシテを演じる予定です。
5月の「山姥」は去年の延期公演です。
一年間、じっくり稽古を重ねております。納得のいく「山姥」を演じたいと思います。
7月の「賀茂」
これは、雷の神様である別雷神(わけいかずちのしん)のお話し。
雷神らしく、豪快に動き回ります。
鋭く動けるように身体を鍛えます。
8月の深川八幡祭は、去年から延期となった本祭りの予定です。
今年こそ、本祭りで神輿担いで深川の街を練り歩きたいと願うばかりです。
能奉納も、華々しくやりたいですね。
9月の「鵜飼」
ずっと演じたかった能です。
前半の鵜飼の老人、後半の閻魔大王、共に難しい役柄です。
といっても、役柄に振り回されずに、基本に忠実に演じたいと思っています。
以前ある方から、「能楽師にとって一番いい時期は、50~60歳である」
と言われました。
肉体がまだそこまで衰えていない状態で、様々な経験が蓄積される年代がこの10年なのだと思います。
私も、いよいよこの年代に差し掛かります。
「今が私の能楽師としての全盛期なんだ」
この決意で一番一番演じます。
生涯で一番の能を演じるべく、舞台に挑んでいく決意です。
kuwata_takashi at 21:00│Comments(0)│