2020年08月23日
哀悼 山崎正和氏
劇作家・評論家の山崎正和氏の訃報の知らせを聞きました。
山崎正和氏と言えば、戯曲「世阿弥」の作者として著名な方です。
この戯曲「世阿弥」を元に作られた、ミュージカル「ZEAMI」は思い出深い作品です。
大学に入学して、私は能楽研究部というサークルに入りました。
そしてその仲間と、青山劇場で公演されていたミュージカル「ZEAMI」を観に行きました。
主演は、当時の松本幸四郎さん(今の松本白鴎さん)でした。
確か入学してすぐの頃だったと思います。
広島から上京して東京で大学生活を送るうえで、様々な文化芸術に触れたいと強く思っていました。
東京には世界中から、文化や芸術が集まってきます。
新聞の芸能欄や文化欄、また雑誌の「ぴあ」など見ながら、ワクワクしたものでした。(当時、インターネットはなく、公演情報は新聞か雑誌で得るものでした)
東京と地方の大きな違いは、文化や芸術に触れる機会にあると思います。
よく、「田舎は娯楽がない」などと言われます。
でも、普通に暮らす分には、そんなに都会と田舎に差は無いように思います。
買い物は、ネットで何でも買えるし、おしゃれな店やレストランや気の利いた飲み屋など、全国どこにだってあります。
しかし、文化や芸術、とくに生で行われるエンターテインメントの量は圧倒的な差があります。
舞台芸術は、やはり生で見なければその良さは分かりません。
能をテレビで観ても、能の魅力は10分の1も伝わらないでしょう。
東京は、生で触れることが出来る舞台芸術やコンサートなどがあふれています。
その気になれば、日本はもとより、世界中のエンターテインメントに触れることが出来ます。
現に能公演も、毎週あちこちの能楽堂で開かれています。
大学入学してすぐ、ミュージカル「ZEAMI」を観て、大変に感動しました。
素晴らしい演技を目の当たりにして、感激しました。
でも、それ以上に、東京にいるとこんなすごい舞台が、気軽に観ることが出来るという環境に、感激したことをよく覚えています。
学生時代は、学生料金で比較的安価で観ることが出来るので、色んなものを観に行きました。
現代劇、ミュージカル、クラシック・コンサート、歌舞伎などなど
もちろん、能はしょっちゅう観に行っていました。
その時見たものが、現在の糧になっている様に思います。
当たり前のように、文化が身近にある。
この生活はかけがえの無いものですね。
そう思うきっかけを与えてくれたのが、山崎正和氏の「ZEAMI」だったのです。
心から哀悼の意を申し上げます。
山崎正和氏と言えば、戯曲「世阿弥」の作者として著名な方です。
この戯曲「世阿弥」を元に作られた、ミュージカル「ZEAMI」は思い出深い作品です。
大学に入学して、私は能楽研究部というサークルに入りました。
そしてその仲間と、青山劇場で公演されていたミュージカル「ZEAMI」を観に行きました。
主演は、当時の松本幸四郎さん(今の松本白鴎さん)でした。
確か入学してすぐの頃だったと思います。
広島から上京して東京で大学生活を送るうえで、様々な文化芸術に触れたいと強く思っていました。
東京には世界中から、文化や芸術が集まってきます。
新聞の芸能欄や文化欄、また雑誌の「ぴあ」など見ながら、ワクワクしたものでした。(当時、インターネットはなく、公演情報は新聞か雑誌で得るものでした)
東京と地方の大きな違いは、文化や芸術に触れる機会にあると思います。
よく、「田舎は娯楽がない」などと言われます。
でも、普通に暮らす分には、そんなに都会と田舎に差は無いように思います。
買い物は、ネットで何でも買えるし、おしゃれな店やレストランや気の利いた飲み屋など、全国どこにだってあります。
しかし、文化や芸術、とくに生で行われるエンターテインメントの量は圧倒的な差があります。
舞台芸術は、やはり生で見なければその良さは分かりません。
能をテレビで観ても、能の魅力は10分の1も伝わらないでしょう。
東京は、生で触れることが出来る舞台芸術やコンサートなどがあふれています。
その気になれば、日本はもとより、世界中のエンターテインメントに触れることが出来ます。
現に能公演も、毎週あちこちの能楽堂で開かれています。
大学入学してすぐ、ミュージカル「ZEAMI」を観て、大変に感動しました。
素晴らしい演技を目の当たりにして、感激しました。
でも、それ以上に、東京にいるとこんなすごい舞台が、気軽に観ることが出来るという環境に、感激したことをよく覚えています。
学生時代は、学生料金で比較的安価で観ることが出来るので、色んなものを観に行きました。
現代劇、ミュージカル、クラシック・コンサート、歌舞伎などなど
もちろん、能はしょっちゅう観に行っていました。
その時見たものが、現在の糧になっている様に思います。
当たり前のように、文化が身近にある。
この生活はかけがえの無いものですね。
そう思うきっかけを与えてくれたのが、山崎正和氏の「ZEAMI」だったのです。
心から哀悼の意を申し上げます。
kuwata_takashi at 12:00│Comments(2)│
この記事へのコメント
1. Posted by 橋本邦子 2020年08月27日 09:46
戯曲『世阿弥』のミュージカル版“ZEAMI”という昨日があったのですか? 知りませんでした。(>_<) 本棚の奥のホコリかぶってた『世阿弥』を再読?50年ぶりくらい? 初演時の千田是也、岩崎加根子らの舞台写真がついてました(*_*) これを購入した頃より、世阿弥の生涯に詳しくなってるのか?感銘深く、より新鮮に感じました。桑田さま、紐解くきっかけをありがとう‼️です。山崎正和氏についても、学生時代は本や文章などでよくみかけてました。すっかりご無沙汰で、晩年もいろんなご活躍してたこと存じませんでした。(>_<)
あらためて、追悼の意を表しますm(__)m
あらためて、追悼の意を表しますm(__)m
2. Posted by 桑田貴志 2020年08月30日 12:04
>>1
私が東京に来て初めて見たミュージカルなので、よく覚えています。
今回、山崎さんの訃報を聞いて、当時のことを思い出しました。
私が東京に来て初めて見たミュージカルなので、よく覚えています。
今回、山崎さんの訃報を聞いて、当時のことを思い出しました。