「西郷どん」を辿って夏越しの大祓

2018年06月29日

徳之島 公演

文化庁学校巡回公演 今日は徳之島に来ています。

徳之島は、鹿児島県でも沖縄よりの奄美諸島。鹿児島から500キロ位あるそうです。
鹿児島空港から徳之島空港まで1時間の飛行時間。とても同じ県内の移動とは思えません。

日本地図を見ながら思います。
日本で一番面積が広い都道府県は文句なく北海道だけど、端から端まで一番距離があるのは鹿児島県じゃないかな。
いやよく見ると、小笠原諸島まで含めると東京都でした。


舞台道具などは、運送業者の方が鹿児島からフェリーで運びました。
何と15時間もかかったそうです。

この徳之島にも西郷隆盛は流されています。
大きなフェリーで15時間です。小さな船で一体何時間かかるのでしょうか?
そう思うと、「西郷どん」をみると、西郷隆盛の境涯により同情します。

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公演まで時間があったので、島内を観光しました。

昨日までいた梅雨空の鹿児島とはうって変わって、美しい海に突き抜ける青空。
まさに南国です。

ここ徳之島には、かの戦艦大和の慰霊碑があります。
大和から最後の電報は、「ただいま徳之島沖を航行中」だったそうです。

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この美しい景色の中にたたずむ慰霊碑。
言葉に尽くせない想いが心をよぎります。


公演は徳之島町文化会館ホールにて、島内の中学合同で行われました。
こういう、離島での公演こそ、文化庁学校巡回公演のだいご味です。

徳之島の子供たちに、日本の誇る能と狂言をキチンと見てもらう。
とても意義深い公演です。

こういった機会に参加できることを、嬉しく思います。



kuwata_takashi at 23:00│Comments(0)

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