2018年06月22日
子供の通っている小学校にて能講座
文化庁学校巡回公演にて九州を行き来していますが、その合間に地元の小学校に行ってきました。
この小学校では毎年6年生を対象にお話しさせて頂いています。
日本文化を大切にする学校でして、先月には「子ども落語会」が行われ、来週は「茶道体験」まであります。
和太鼓クラブが派手に活動しているし、運動会の昼休みにはオリジナルの盆踊りまで踊ります。
今年で5年目を迎えるこの能講座ですが、今年初めて長男の前での授業となりました。
私はまあ、いつも通りお話ししました。
長男の前といっても、100人以上いる6年生の中の一人ですので、ほとんど意識することはありません。
子供たちは違ったようです。
自分たちの同級生の父親が話しているので、身近に感じられるのでしょう。例年より食いつきが良いようです。
最後に「船弁慶」のビデオをダイジェストで見せましたが、子方で出演している長男の姿に、喝采があがります。
全然関係のない遠い世界の人が演じているのではなく、自分たちの同級生が出ている能に親しみを覚えてくれたようです。
いつも、学校公開などで授業を受けているのを見ている子供たちに、今度は授業をするのも変な感じです。
何となく、様子が分かっている子供たちの前で、話しするのは刺激的です。
長男は、さすがに照れている様子。
色んな友達から、「スゴイねえ」などと言われたようです。
でも、家で「どうだった?」と聞いても、
「べつに・・・・」
まあ、思春期の始まりだから、だんだん家でしゃべらなくなってきます。
でも、何日も前から楽しみにしていたことは、様子を見ていれば分かります。
まあ、長男にとっても良い授業だったようです。