2017年12月25日
若竹会稽古能「三輪」
九皐会若手の稽古能である若竹会で、能「三輪」を舞いました。
クリスマスの朝、今年最後の能です。
稽古能ですので、基本的に師匠や先輩からダメ出しの嵐です。
一年の最後を、首尾よく締めることは出来ませんでした。
最初に師匠に稽古をつけて頂いたときに、前シテの謡が明るいとの注意を受けました。
「三輪」の前シテは、中年の影のある女性です。能面は「深井」という憂いの帯びた顔立ちの物を使います。あまり朗々と謡うのは役柄から外れます。
先週、稽古能の申合がありました。
その時は、その注意を気にし過ぎてしまいました。
前シテの謡を抑えめに謡うように意識したあまり、弱々しい謡となってしまいました。
師匠や兄弟子から散々に指摘を受け、自分でも録音を聞いてみました。
確かに・・・・
力の入っていない謡は、聞くに堪えません。
謡の難しさです。
能では、どんなに抑えた演技をするときでも、芯に力強さが求められます。
抑えた謡と、力の無い謡は当然違います。
私は、「深井」の能面を着けた謡を意識し過ぎて、腑抜けた謡となってしまったのです。
これは、最もやってはいけないことです。
この一週間、「深井」の謡の大研究です。色んな人の録音を聞き、参考にしました。
また、様々な加減の自分の謡を録音して聞き比べてみました。
その中で、これかなあという謡い方を模索してみました。
そうして迎えた今日の稽古能の本番。
成果は、、、
まあ、道半ばですかね。
申合よりは良かったかなあ・・・
少しづつ成長できれば良しとしましょう。
今年も残すところ僅かです。
ラストスパート、張り切っていきます。
クリスマスの朝、今年最後の能です。
稽古能ですので、基本的に師匠や先輩からダメ出しの嵐です。
一年の最後を、首尾よく締めることは出来ませんでした。
最初に師匠に稽古をつけて頂いたときに、前シテの謡が明るいとの注意を受けました。
「三輪」の前シテは、中年の影のある女性です。能面は「深井」という憂いの帯びた顔立ちの物を使います。あまり朗々と謡うのは役柄から外れます。
先週、稽古能の申合がありました。
その時は、その注意を気にし過ぎてしまいました。
前シテの謡を抑えめに謡うように意識したあまり、弱々しい謡となってしまいました。
師匠や兄弟子から散々に指摘を受け、自分でも録音を聞いてみました。
確かに・・・・
力の入っていない謡は、聞くに堪えません。
謡の難しさです。
能では、どんなに抑えた演技をするときでも、芯に力強さが求められます。
抑えた謡と、力の無い謡は当然違います。
私は、「深井」の能面を着けた謡を意識し過ぎて、腑抜けた謡となってしまったのです。
これは、最もやってはいけないことです。
この一週間、「深井」の謡の大研究です。色んな人の録音を聞き、参考にしました。
また、様々な加減の自分の謡を録音して聞き比べてみました。
その中で、これかなあという謡い方を模索してみました。
そうして迎えた今日の稽古能の本番。
成果は、、、
まあ、道半ばですかね。
申合よりは良かったかなあ・・・
少しづつ成長できれば良しとしましょう。
今年も残すところ僅かです。
ラストスパート、張り切っていきます。
kuwata_takashi at 19:47│Comments(0)│