2017年09月11日
緑泉会「橋弁慶」


相変わらず、お知らせが遅くなりまして申し訳ございません。
今週の日曜日に緑泉会にて能「橋弁慶」を演じます。
この能は、五条の橋での牛若丸と弁慶との出会いを描いています。童話などでお馴染みのあの話です。
五条の橋の上で弁慶が刀狩りをしていると、ちょうど1000人目として牛若丸が現れます。
牛若丸は、子供ながら軽い身のこなしで弁慶を翻弄し打ち負かします。やられた弁慶は牛若丸の家来になるというのが一般の童話のあらすじです。
能ではどういう訳か、刀狩りをしているのは牛若丸という設定です。
橋の上で通る人に悪さをする少年がいると聞きつけた弁慶は、少年をやっつけようと五条の橋に行きますが、牛若丸に返り討ちにあってしまいます。少年のあまりの強さに、名前を聞くと源氏の御曹司であるという。弁慶は牛若丸に忠誠を誓い主従の契りを結びます。
正直どちらが正しいのか分かりません。面白い違いです。
能「橋弁慶」では、源義経と武蔵坊弁慶という能における二大スターの出会いが、劇的に上手くまとめられています。
見せ場はやはり、弁慶と牛若丸の斬り組(いわゆるチャンバラ)です。
薙刀を振り回して襲い掛かる弁慶に対して、牛若丸は太刀を持って軽快に立ち回ります。
大男の弁慶が凛々しい少年にまんまとやられてしまう様は、時代劇を見ているようで胸がすく爽快さです。もし、「能は幽玄の美」などという先入観があれば、大いに打ち破られることでしょう。
後場はほとんど牛若丸が主人公と言っても差支えないほど、牛若丸は大活躍します。
この能の眼目は、少年の大人顔負けの演技を楽しむことでしょう。
この牛若丸の役に、長男・潤之介(小学五年生)が挑戦します。
とても難しい子方ですが、本人は張り切って稽古に励んでいます。子供にとっては、太刀を持ってのチャンバラは楽しいのでしょう。生き生きと稽古しています。
我が家の居間には、次男の初節句に頂いた「橋弁慶」の人形が飾ってあります。
幼いころからこの人形を見て育った子供たちは、「橋弁慶」には親しみを持っているようです。
今回、親子共演という形でおなじみの「橋弁慶」を演じることが叶い、大変に嬉しく思います。
まだチケット様はお求め頂けます。
ご希望の方は、私までご一報下さいませ。