深川八幡祭 町内神輿渡御能奉納「船弁慶」 御礼

2017年08月13日

深川八幡祭 神輿連合渡御

さあ、いよいよ深川八幡祭のハイライト、神輿連合渡御です。
深川が燃え上がる一日がやってきました。

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これは、連合渡御のクライマックス。永代通りを渡ったあたりです。

全面封鎖の永代通りにあふれる、総勢3万人と言われる、神輿の担ぎ手たち。
左右の沿道から、じゃぶじゃぶかけられる水・水・水。

この永代橋からみる風景が大好きです。


連合渡御の朝は早いのです。
役員は4時半集合です。

4時に起きましたが、体が動きません。
動かない体に鞭打って、神輿がある神酒所に行くと、この日を待ちかねた祭り人たちが大勢集結しています。

5時半頃、神輿は出発しました。
総行程15~16キロ位と言われる長い長い神輿渡御の始まりです。

今年は、例年よりいくぶん涼しいようです。
朝のさわやかな風が神輿の上の鳳凰をなびかせます。

朝は、さっそうと担がれる神輿も、長い渡御の間にグダグダになっていきます。

それをビシッとシメるのが、睦会と呼ばれる神輿渡御を取り仕切る人たちです。
睦会の人たちは、朝からハイテンションで盛り上げていきます。

「そんなに飛ばして、一日持つのだろうか」
つい、そんな心配をしてしまいます。

だが、心配無用。睦会の人たちは、最後までそのテンションで走り抜けていきます。

終わった後、さすがにボロ雑巾のようになっています。

そんな、多くの裏方やスタッフに支えられて運営されるのが神輿連合渡御です。

準備はそれこそ三年がかりで行われます。
当日は朝から、睦会をはじめとして町会・婦人会・子供会・青年会。町内から様々な人が総動員され、神輿渡御を盛り立てます。

みんな、深川の街と祭りを愛し、楽しそうに参加しています。

そんなほんわかした雰囲気に浸るのも、お祭りの良さです。

「神輿深川」と言われる深川の祭りというと、派手で粋な神輿の豪快なイメージで語られます。

でも、本当のお祭りの良さは、お祭りをきっかけにして、近所の人たちとの交流ではないでしょうか。

深川の人たちは、お祭りの期間中はだいたい家に集まります。
ちょうどお盆ということもあり、家を出ていった子供たちが孫を連れて帰って来て、孫と共に三代でお祭りに参加するなんて光景は、日常茶飯事です。

本祭りの時には、多くのご近所さんの子供や孫、はたまたお嫁さんやお婿さんなどと会います。

三年ぶりに会うと、小学生だった子供が大きな中学生になっていたり、新婚ホヤホヤだったカップルが赤ちゃん連れていたりと、様々です。

お祭りをきっかけに、多くの人と人が触れ合っていく。

これもお祭りの楽しさの一つかなあと思います。

私は、深川に引っ越してきて今回が4回目の本祭りです。
まだ新住民なのですが、そんな風に感じるなんて、私もこの街に少しは馴染んで来たのかなあと思います。

私も、青年会の役員として交通整理などの裏方をしました。
次の日能奉納があるので、なるべく神輿に肩は入れずに過ごしました。
まともに担ぐと、身体が壊れちゃいます。。。


また、今回は初めて子供たち二人と神輿連合渡御に参加しました。

長男は5年生・次男は4年生です。
3年後は、二人とも中学生の微妙なお年頃。
親と一緒に、神輿渡御に参加してくれるのも今年が最後かもしれません。

さすがに大人神輿ですので、子供たちは担げません。
でも、神輿の後ろを、ずっと一緒に歩きました。

子供たちは二人とも、よく歩きました。
ざっと見た感じ、朝から夕方までずっと神輿と共に歩いていた子供はほとんどいません。
まあ、大人でもハードな道のりですので、無理もありません。

ただ、長男や次男はとても楽しかったようです。
沿道から見知らぬ人に水をかけられるのがうれしいようです。
バケツを持った人に、自ら近づいて水を掛けられていました。


神輿渡御の輪には、半纏を着ていないと入れません。
半纏を持っていない家内と家内の母は、沿道で神輿を追走していました。

神輿を先頭に、家族で深川の街を闊歩するのは、たいそう気持ちの良いものです。
なんだか、とてもあたたかい気持ちになりました。

楽しかった、神輿渡御。

その主役であったお神輿は、また3年間倉庫で眠ります。
次会うのは、三年後。
その日まで、ゆっくり休んでください。
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kuwata_takashi at 23:00│Comments(0)

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