小鍛冶づくし巡回公演によせて

2016年07月02日

国立能楽堂への通勤

先日の、5日間連続公演の前後も、鎌倉県民能別会や緑泉会別会、それぞれの申合などで、この2週間ちょっとの間に、10日間も国立能楽堂へ行きました。

毎日違う場所へ公演や、お稽古に赴く日々を過ごしている私には、とても新鮮なことでした。

国立能楽堂は駐車場が完備されているので、毎日自家用車で通いました。

同じ道を同じように毎日通っていきます。こんなことは、まずありません。

深川の我が家から、国立能楽堂まで、長男を乗せていったとき、子供がいろいろ聞いてきます。

「あれは何?」
「あれは、皇居といって、天皇陛下が住んでいるところだよ」

「あれは?」
「あ、あれは国会議事堂。国の色んなことを決めるところだよ」

そんな話をしながら国立能楽堂に着くと、長男はひとこと
「ああ、今日は存分に社会科見学ができた」

小学校4年生の長男は、ちょうど学校の社会の授業で東京都のことを学んでいます。

道すがらに見た建物は、まさに教科書に出てくるものだったようです。

そう思って我が家から国立能楽堂までの道を振り返ると、確かに見どころ一杯です。

我が家を出て、まず隅田川を渡たり、東京駅の脇を通ります。

続いて二重橋から皇居に添って内堀通りを行きます。
右に皇居を望みながら、左には警視庁に国会議事堂を眺めます。

最高裁判所の脇を通り、有名な神宮外苑の銀杏並木を通ります。目の前に見えるのは、絵画館。
紅葉の季節の景色は格別のものがあります。

神宮球場の横を通り、ただいま更地の国立競技場に添って車を走らせ、東京体育館の脇を過ぎると、もう国立能楽堂です。

なかなか楽しいドライブです。




kuwata_takashi at 19:49│Comments(0)TrackBack(0)

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