2015年02月26日
2015シンガポール最終便 1
今期のシンガポールの演劇学校の授業のための渡航も、いよいよ最終便となりました。
今回の日本の滞在は旧正月休みの4日間。
すぐにシンガポールへ行きます。(いや、帰ります?)
今週は、来週の3月4日に迫った発表会にむけて、稽古も追い込みに入ります。
今回は学生が22名と多いので、「邯鄲」と「紅葉狩」の2番の能に取り組みます。
その通し稽古がやっと始まりました。
今週一杯で仕上げなければなりません。
今日は、いくつか装束と能面を着けて通し稽古です。
ここまで来るのは大変でした。
これは、「邯鄲」の稽古です。
子方の役は2人でやってもらっています。
今回は、2年前より、1週間能のクラスの期間が短い所に、前半はオーストラリア人の留学生達もいたので、授業の配分が難しいのです。
前半でいなくなるオーストラリア人の発表会もあったので、結果的に発表会に向けての授業時間はかなり少なくなります。
さらに能が二番です。
普通なら倍の時間が必要なはずです。
今期は例年以上に、かなりのハードスケジュールで取り組みました。
学生たちは一生懸命取り組んでくれました。
日本語が全く分からない彼らが、必死で日本語の謡を覚えて能に取り組んでいる。
その懸命な姿に、心うたれます。
これは、「紅葉狩」の稽古です。
あと一週間です。
これからは、ちょっと厳しくやっていくつもりです。
kuwata_takashi at 23:00│Comments(0)│TrackBack(0)│