2015年02月19日
2015シンガポール第三便 3
能のクラスは、オーストラリアからの留学生が抜け、少し寂しくなりました。
そうは言ってもまだ8か国22人の大所帯です。
これから、3月4日の発表会に向けて追い込みのお稽古に入ります。
17日の火曜日に、発表会で演じる予定の能「邯鄲」と「紅葉狩」のお稽古も一通り終え、いよいよ明日から通し稽古だと意気込んでいると、ある学生が「今週は『タイガータイム』は無いの?」と聞いてきます。
タイガータイムとは、私が作った造語です。
私が大好きなビール、タイガー・ビール(シンガポールで一番人気のビール)を、飲む時間です。
私が毎日口癖のように、「Class is finished. Tiger time is startinng(授業が終わったら、タイガータイムの始まりだあ」なんて言ってたら、ある日学生から、「先生、Tiger timeをしましょう」と誘われ、以後、授業の後の飲み会をタイガータイムと呼ぶようになりました。
まあ、飲み会と言っても、こんな風に学校の中庭で持ち込みパーティーですけどね。
「いやあ、今週と言っても私は明日帰るから、、、、 明日飛行機の時間まで少し飲みましょう」
ということで、18日の夜タイガータイムを行いました。
すると、「多くの学生が、今日は大晦日だから家族とパーティーなので帰ります」
と言ってきます。「そうか、明日は旧正月だった」
そういえば昼間、いつも行くフードコートに行ってびっくりしました。
お昼時は、ほとんどの店が長蛇の列で大賑わいなのに、閑散としていました。
営業している店は一店舗だけです。
シンガポールは、概ね今日から正月休みに入ります。
結局集まったメンバーは、ブラジル人にデンマーク人にフランス人にマレーシア人にアメリカ人にインド人に香港人。
充分賑やかなタイガータイムでした。
中国系住民の多いシンガポールでは、旧正月(チャイニーズ ニューイヤー)を派手にお祝いします。
街中は、正月飾りで一杯です。
あちこちに特製ステージが出来て、イベントが開かれています。
ところで、今年は「羊年」だと思いますが、シンガポールの飾りつけはどう見てもヤギです。
ご覧の通り、漢字では「羊」と書いてあるのですが、飾りはヤギにしか見えません。
「洋洋得意」などと、「羊」とかけたロゴまであります。
英語表記では、「year of goat」です。
「year of sheep」ではありません。
中国では、羊とヤギの区別がないのかもしれません。
今度、現地の人に聞いてみます。
結局、その日のタイガータイムは8時くらいで切り上げました。
10時半の飛行機に乗らなければなりません。
まだ、荷造りをしていません。急いで、マンションに帰りました。
マンション最寄り駅の「チャイナタウン」の出口を出ると、、、、、
身動きできないほど、人、人、人、人、、、、
シンガポールの中でもチャイナタウンは、とりわき派手にチャイニーズニューイヤーを祝います。
きっと、カウントダウンイベントでも行われているのでしょう。
人をかき分けて、マンションに入ると、マンション中が大騒ぎ。
おそらく、ほとんどの家で家族が集まってのホームパーティーが行われているようです。
シンガポールは、どの家も窓やドアを開け放しているので、パーティーの声は丸聞こえです。
私の部屋の隣も、いつもは老夫婦しかいないのに、
たくさんの人が集まっていました。
ドアが格子戸になっていて、中が丸見えなのです。
部屋の靴箱に入りきらない履物が、この様に散乱しています。
この賑やかな雰囲気、良いものです。
このまま、シンガポールで年を越したくなりましたが、そういうわけにいきません。
名残惜しながらも、急いで荷造りを済ませて空港に向かいます。
空港でも、謎の着ぐるみのおじさんたちがにこやかに出迎えてくれます。
飛行機に乗っても、お菓子が配られます。
学校のスタッフや学生たちとも、
「have a nice new year!(よいお年を)」と言って別れます。
普段ほとんど会話しない、マンションの同じ階の住人と、エレベーターで乗り合わせた時も、私のスーツケースを見て、
「これから日本へ帰るのかい。よいお年を」
と言ってきます。
私もすっかり正月気分に浸りながら帰国しました。
日本では、、、、、、
当然誰も正月を祝っていません。
そうは言ってもまだ8か国22人の大所帯です。
これから、3月4日の発表会に向けて追い込みのお稽古に入ります。
17日の火曜日に、発表会で演じる予定の能「邯鄲」と「紅葉狩」のお稽古も一通り終え、いよいよ明日から通し稽古だと意気込んでいると、ある学生が「今週は『タイガータイム』は無いの?」と聞いてきます。
タイガータイムとは、私が作った造語です。
私が大好きなビール、タイガー・ビール(シンガポールで一番人気のビール)を、飲む時間です。
私が毎日口癖のように、「Class is finished. Tiger time is startinng(授業が終わったら、タイガータイムの始まりだあ」なんて言ってたら、ある日学生から、「先生、Tiger timeをしましょう」と誘われ、以後、授業の後の飲み会をタイガータイムと呼ぶようになりました。
まあ、飲み会と言っても、こんな風に学校の中庭で持ち込みパーティーですけどね。
「いやあ、今週と言っても私は明日帰るから、、、、 明日飛行機の時間まで少し飲みましょう」
ということで、18日の夜タイガータイムを行いました。
すると、「多くの学生が、今日は大晦日だから家族とパーティーなので帰ります」
と言ってきます。「そうか、明日は旧正月だった」
そういえば昼間、いつも行くフードコートに行ってびっくりしました。
お昼時は、ほとんどの店が長蛇の列で大賑わいなのに、閑散としていました。
営業している店は一店舗だけです。
シンガポールは、概ね今日から正月休みに入ります。
結局集まったメンバーは、ブラジル人にデンマーク人にフランス人にマレーシア人にアメリカ人にインド人に香港人。
充分賑やかなタイガータイムでした。
中国系住民の多いシンガポールでは、旧正月(チャイニーズ ニューイヤー)を派手にお祝いします。
街中は、正月飾りで一杯です。
あちこちに特製ステージが出来て、イベントが開かれています。
ところで、今年は「羊年」だと思いますが、シンガポールの飾りつけはどう見てもヤギです。
ご覧の通り、漢字では「羊」と書いてあるのですが、飾りはヤギにしか見えません。
「洋洋得意」などと、「羊」とかけたロゴまであります。
英語表記では、「year of goat」です。
「year of sheep」ではありません。
中国では、羊とヤギの区別がないのかもしれません。
今度、現地の人に聞いてみます。
結局、その日のタイガータイムは8時くらいで切り上げました。
10時半の飛行機に乗らなければなりません。
まだ、荷造りをしていません。急いで、マンションに帰りました。
マンション最寄り駅の「チャイナタウン」の出口を出ると、、、、、
身動きできないほど、人、人、人、人、、、、
シンガポールの中でもチャイナタウンは、とりわき派手にチャイニーズニューイヤーを祝います。
きっと、カウントダウンイベントでも行われているのでしょう。
人をかき分けて、マンションに入ると、マンション中が大騒ぎ。
おそらく、ほとんどの家で家族が集まってのホームパーティーが行われているようです。
シンガポールは、どの家も窓やドアを開け放しているので、パーティーの声は丸聞こえです。
私の部屋の隣も、いつもは老夫婦しかいないのに、
たくさんの人が集まっていました。
ドアが格子戸になっていて、中が丸見えなのです。
部屋の靴箱に入りきらない履物が、この様に散乱しています。
この賑やかな雰囲気、良いものです。
このまま、シンガポールで年を越したくなりましたが、そういうわけにいきません。
名残惜しながらも、急いで荷造りを済ませて空港に向かいます。
空港でも、謎の着ぐるみのおじさんたちがにこやかに出迎えてくれます。
飛行機に乗っても、お菓子が配られます。
学校のスタッフや学生たちとも、
「have a nice new year!(よいお年を)」と言って別れます。
普段ほとんど会話しない、マンションの同じ階の住人と、エレベーターで乗り合わせた時も、私のスーツケースを見て、
「これから日本へ帰るのかい。よいお年を」
と言ってきます。
私もすっかり正月気分に浸りながら帰国しました。
日本では、、、、、、
当然誰も正月を祝っていません。
kuwata_takashi at 22:30│Comments(0)│TrackBack(0)│