2015シンガポール第一便 12015シンガポール第二便 1

2015年01月09日

2015シンガポール第一便 2

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私がシンガポールの演劇学校で何を教えているのかと言いますと、もちろん能を教えているのです。

この学校は、アジア独自の演劇を作り出す事を目指し、アジアの古典演劇を学ぶことを大きな柱としています。

必修科目として、能、中国の京劇、インドのクーリヤッタム、インドネシアのワーヤンオンの4つが取り上げられています。

それぞれの演劇では、その国から演劇の実演者が講師として招かれ、密度の高い授業が行われています。

私は、その能の講師として来ています。

学生達は、シンガポールは元より今や世界中から集まってきます。

ほとんどの人は、それぞれの国の現役の役者さんのようです。中にはかなり有名な役者もいるようです。

そういった、意欲的なカリキュラムの学校で、意欲的な学生達を相手に能の稽古をしています。

これは、大変にやりがいのある仕事です。

ですから、この期間中は日本の仕事の予定を切り詰めて、なるべくシンガポールに行っています。

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学校の外観はこんな感じです。

この学校の能の主任講師は、観世喜正先生です。
大変に忙しい方ですので、私が補助をする形で教えています。

2人が交互に日本とシンガポールを行ったり来たりしながら教えています。

今回が5回目の能の指導になります。

今までは、新学期が始まる初回の稽古には、喜正先生が行っていました。

喜正先生がある程度基礎を教え、謡も仕舞もだいたい出来るようになってから、私が引き継いでいました。

そういう意味では気は楽でした。

今回は、私が初回から教えています。
全くの基礎から教えなければなりません。

それこそ、能とはどんな演劇なのかから、能の立ち方や歩き方などから教えました。

かなり困難な稽古になると覚悟していました。

ところが、驚くほどスムーズでした。

学生達は、みな演劇的素養のある人達です。
ちょっと教えれば、だいたい理解してくれます。

授業時間もたっぷりあります。
毎日4時間位みっちり稽古します。

昨日まで4日間で、早くも最初の仕舞の「鶴亀」が終わり、「紅葉狩」に入りました。

学生達も徐々に慣れてきました。

特に1年生と留学生は、まさに入学してすぐの状態です。

ピッカピッカの新入生達は、フレッシュで良いものです。

昨日、稽古のあと学生達と歓迎パーティーをしました。

だいたいにおいて、アジアの人達はあまりお酒を飲む習慣がありません。

毎回、学生達と食事をしても、お酒を飲んでるのは私だけで、学生達はジュースやお茶を飲んでいます。

しかし今回は、比較的飲む人が多いようです。

特にオーストラリア人とデンマーク人は、やはり良く飲みます。

学生達とお酒を飲むと、一気に親しくなれます。

4日間かけて、ようやく28人の学生達の顔と名前が一致してきました。

さあ、これからビシバシ稽古していこうと思います。


kuwata_takashi at 11:23│Comments(0)TrackBack(0)

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