龍田神社 謡曲史跡巡り12月7日「自然居士」

2014年10月31日

文化庁学生能巡回公演

最近、毎年お伺いしております、文化庁学生能巡回公演。
今年は、北陸エリアを廻っています。

一昨日から3日間、新潟県の小学校と中学校を巡回致しました。

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学校の体育館に出向いて、能と狂言を子供たちの前で上演するこの巡回公演は、たいへん意義深いものです。

数年前の読売新聞の調査によると、能を観たことがある日本人は、僅か2.5%だそうです。

能楽は、2001年に第一回の世界無形文化遺産に指定されています。
この時、ユネスコ加盟国200ヵ国弱の中から、推薦を受け、指定されたのはたった17。

能楽は、世界の全ての無形文化の中でも、その価値を一番に認められたものなのです。

この、世界に誇るべき日本の伝統文化を、ほとんどの日本人が観たこと無いという状況は、寂しいことです。

しかしこの不自然な状況に、文部科学省はやっと気付きました。
最近では、中学校の音楽の授業等で日本の伝統芸能が紹介されています。

最近の音楽の教科書には、なんと能「羽衣」や「高砂」が載っています。

「日本の伝統文化や芸能を見直してゆこう」という大きな流れの中、こうした学校巡回公演の意義は計り知れないものです。

要らない道路やダムの建設は直ちにやめて、こういう有意義な事業にどんどん予算を注入して欲しいと、切に願います。

その為には、いくらでも協力させて頂きます。


kuwata_takashi at 16:27│Comments(0)TrackBack(0)

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