相撲は伝統芸能能まつり 「邯鄲」

2014年06月13日

「桜川」子方

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今日は「のうのう能」で「桜川」です。
長男・潤之介が子方をさせて頂きました。

この「桜川」の子方は、謡は一句もなく、出てきてただ座っているだけという役です。

そう聞くと、「なんだ、簡単な役だなあ」

と思うかも知れません。

そうです。ただ座っているだけです。
でも、子供にとってじっと座っているだけというのが、大変なのです。

それも座っている時間は45分間。
しかも、立膝立てた状態で、身じろぎもせずに座っていなければなりません。

試しに、左膝を立てて右足だけで背筋を伸ばして座ってみてください。
多分、20分も座っていられないと思います。

8歳の子供には、ツライことです。

何度か座る練習もして臨みました。

申合はそのかいあって、何とか座っていられました。
何とかなるかなあ、、、 と思って当日を迎えました。

しかし、問題は能の始まる時間です。

「のうのう能」は働いている人にも鑑賞しやすいよう、夜7時開演となっています。
能「桜川」の開始は8時過ぎでした。
終了は9時15分。

いつもは寝ている時間です。

案の定、座って15分もすると、眠そうにしています。
結果的に、だいぶん動いていました。

後で本人に聞いたら、眠いのを何とか我慢していたそうです。

うーん。。。。
まあ、しょうがないか。

「寝たらご褒美はあげない」
と言ってあったので、本人はご褒美をもらえないと思ってしょんぼりしています。

「今回は、許してあげよう。明日、おもちゃ屋さんに行くよ」

長男は、ホッとした顔でにっこりです。
その顔に免じてあげましょう。


kuwata_takashi at 22:00│Comments(0)TrackBack(0)

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