2014年05月23日
相撲は伝統芸能
今日は、両国国技館にて相撲観戦です。次男が通っている小学校の同級生に、某有名幕内力士の息子がいるので、家族で応援に出かけました。
今年の4月の入学式のことです。
フォーマルな洋服を持っていないので、入学式には着物で出かけました。
そんなこと言うと、「えー!! 凄く目立ったのではないですか?」
などと言われます。
でも、下町・深川では男性の着物姿もチラホラ見かけます。
何より、お祭り総代の正装は着物に半纏ですので、総代や町会役員の葬儀などでは、着物姿のイカツイ男たちがズラリと並んでいたりします。
母親の着物姿は、かなり普通です。
そういう風土ですので、次男にも着物着せて入学式に行こうかしらなどと、ちょっと考えましたが、次男がネクタイを着けたがっているのでやめました。
案の定、着物姿のお父さんは他にもいました。
しかし、そのお父さんは、着物プラス髷だったのです。
クラスでちょっとお話しすると、バリバリの現役力士です。
その場で、「5月場所は応援に行きます。」と約束しました。
残念ながら、同級生のお父さんは負けてしまいましたが、子供たちは初めて生で見る相撲に興味シンシン。
横綱の土俵入りを見て、
「あれは何?」
うーん困った。
「あれはね、土俵の神様にお祈りしているんだよ。ほら、君たちもお稽古の前に、神様にパンパンと手を合わせるでしょう。それと同じだよ」
我が家では、子供にお稽古する前に、舞台に祀られている神棚の前で必ず「二拝 二拍手 一拝」をさせていますので、横綱の柏手に納得した様子です。
「どうして審判は、能の着物を着ているの?」
「あの審判は、行司といってとても神聖な人なんだよ。だから、装束といって能と同じ着物を着ているんだよ」
「どうして、なかなか戦わないの?」
「相撲はね、取り組みと取り組みのあいだの間合いを楽しむものなんだよ。ああやって、呼吸を合わせてお互い良い状態で勝負するんだよ」
私の答えが正しかったのか、分かりません。
でも、言われてみれば不思議なことだらけです。
やはり相撲は普通のスポーツとは違います。
そもそも、相撲の成り立ちは神事から始まり、徐々に神社などが勧進のための相撲興行を始めて、今のような形になったと聞いています。
成り立ちは、能と全く一緒なのです。
相撲は、スポーツであるけど、同時に伝統芸能でもあるようです。
私たちが見ていた席は、安い二階席だったこともありますが、周りのお客さんは外国人ばかりでした。
普通のスポーツ会場で、こんな光景はまず見ません。
それと、着物を着た上品なご婦人が多くいたことも印象的でした。なんだか、能や歌舞伎の観客席を思い起こします。
九州場所で、芸者さんが大挙して観客席に陣取るのも、風物詩として知られます。
野球やサッカーの観客席に、着物着た人はまずいないですしねえ。
ははは、やはり相撲は伝統芸能だ。
kuwata_takashi at 19:00│Comments(0)│TrackBack(0)│