2014年02月03日
花盛りの花見の稚児
昨日、のうのう能別会で「鞍馬天狗」が上演されました。この能は、前半に沢山の子方が花見の稚児として登場します。
私の長男・潤之介も登場いたしますが、今回のメインは初舞台の子供たちでしょう。
観世喜正師のご長女の和歌ちゃんを始め、佐久間瑞稀ちゃん、鵜沢龍之介くん、一噌隆晴くん、遠藤寛和くんと、3歳から5歳の精鋭5人のチビッ子能楽師たちが初舞台で舞台に花を添えました。
思えば、ウチの子供も3歳で観世喜之師の花見の稚児を勤めたのが初舞台(初子方)でした。
その時は、終始ハラハラしっぱなしで、生きた心地がしませんでした。
http://shitashimu.dreamlog.jp/archives/2009-12-13.html
詳しくは、上記の日記をご覧ください。
今回、初舞台を迎えたチビッ子能楽師たちも、いずれも親子共演です。番組をよく見て、名字が同じ人を当ててください。
いずれのお父さん方も、落ち着かない様子でソワソワしていましたね。
世阿弥は、本当の芸の高みの境地を「真の花」と呼び、
若い頃の見た目の勢いから出てくる面白さを「時分の花」と呼んで、区別しました。
昨日の舞台は、正に究極の「時分の花」の勢ぞろい。
舞台上は、まさに春爛漫でした。
kuwata_takashi at 23:48│Comments(0)│TrackBack(0)│