「殺生石」御礼明大能研 合宿

2013年09月12日

としま能の会

今日は、「としま能の会」。会場は、なんと池袋の東京芸術劇場。
都内でも有数の大劇場です。

IMAG0092IMAG0093_BURST002番組は、観世喜正師の「隅田川」

私の長男が、子方に抜擢されました。

長男・潤之介は、早くも3回目の隅田川の子方です。

この子方は、割りに小さな子がやることが多いので、お声がかかりました。

もう、「隅田川」は慣れたもので本人は余裕綽々ですが、親はそうはいきません。

大事なのは、健康管理です

大人の役だったら、急な代役も可能ですが、子供の代役はそうそう直ぐにいるものではありません。

なるべく風邪をひかせないように、また怪我をさせないように気遣います。

先日の日曜日、九皐会定例会のあと、5時15分から、申合がありました。
日曜日なので、一日遊びまわっていた長男は、少々疲れ気味。

この能は、出番まで作り物の中で1時間くらいずっと待ち続けなければなりません。

私は後見でしたので、後見座から何となく作り物の中をうかがいます。
最初はおとなしく座っていましたが、次第に体が揺れてきます・・・

もしや、、、

案の定、作り物のなかで寝ていました。

ここで懸念が。
当日は、能の開始は8時近くです。
彼の出番は9時くらいです。いつもならもう寝ようかという時間です。

本番で寝られたらたまりません。
当日は、無理やり昼寝をさせて、なるべく疲れさせないようにしました。


当日の楽屋では、やはり緊張していつもと様子が違う長男。
子供ながらに、舞台に出る非日常間のようなものを感じているようです。

もっとも、舞台に出てしまえばなかなか堂々としたものでした。

「隅田川」は悲劇的な終わり方なので、終演後シテが退場する時、満場の拍手は起こりません。
お客様は悲しみの余韻に浸っています。

シテが退場し、引き続いてワキとワキツレが静かに幕にひきます。
そして、最後に子方が中に入っている作り物が退場する時・・・

東京芸術劇場内に、割れんばかりの拍手が巻き起こります。
結果的に、一番おいしいところを持って行ったようです。

子供と動物にはかなわないというのが、テレビCMの常識だそうです。

子供は得だなあ。

ご褒美をもらって、大喜びの長男を見ながら、ぐたっと疲れる私。


kuwata_takashi at 23:00│Comments(0)TrackBack(0)

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