2013年02月20日
シンガポール第2便 4
お稽古は、浴衣に袴のスタイルで行っています。
最初は何度か一緒に着て練習しました。
今ではご覧の通り、自分たちで鏡を見ながら着ています。
最近の日本人で、着物が自分で着れる人は珍しいんだよ。
ましてや袴なんて、今や着てるのは能楽師くらいだよ。
そう言うと、喜びます。
彼らにはもちろん畳み方も教えました。
また毎日着ていると、やはりあちこちが綻んできます。
最初は預かって私がせこせこ繕っていたのですが、学生たちは興味があるみたいなので、繕い方も教えました。
浴衣と袴を自分で着て、脱いだらきちんと畳み、綻んだら自分で直す。
こんな外国人、いないですねえ。
毎日着てると、愛着がわくようです。
何人もの学生が、着物を欲しいと言ってきます。
うーーん。浴衣や帯はまあ安く買えます。でも、袴は結構高いよ。
袴の値段を言うと、学生達は顔をしかめます。
フランス人の学生が、古着で無いかと聞いてきます。
彼女の身長は、190センチ位あります。
古着だと安く買えるけど、残念ながら君が着れる女性用の着物は、古着ではないと思う。
そう言うと、彼女はとても残念そうでした。
kuwata_takashi at 22:00│Comments(0)│TrackBack(0)│