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2013年01月21日

シンガポール第1便 5

授業は、順調に進んでいます。

「外国人相手に、何を教えているのですか?」と、よく聞かれます。
普通に、謡と仕舞を教えています。

謡本にローマ字でカナをふって、謡の稽古もきちんとしています。
あまり細かい節廻しの説明はしません。というか、私の英語力では説明出来ません。

大まかな上がり下がりを教えるだけで、あとはひたすら一緒に謡います。
何となく耳で覚えさせます。

仕舞も同様に、基本的には一緒に動いて真似させています。

とても能力の高い役者たちです。
毎回のことなのですが、仕舞の型はすぐ覚えてしまいます。
ただ、シテ謡がなかなか覚えられません。

「屋島」など、シテ謡が多い仕舞は苦労するようです。

だから私は言いました。
「このシテ謡というのは、能という演劇の中で、あなたのセリフなのですよ。
セリフを覚えないで演技出来ますか?
あなた達は役者なのだから、セリフは覚えなければなりません。
それが例え外国語であっても」

すると、翌日にはほとんど完璧です。
やはり、凄い人たちです。

7年前の日記を見ると、7年前にも同じことを言っていました。

http://shitashimu.dreamlog.jp/archives/2006-01.html#20060117

いつも変わらないですね。



kuwata_takashi at 23:00│Comments(0)TrackBack(0)

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