2012年11月07日
札幌新作公演「沙院」
東京のおさらい会が終わって、ホッとしたいところですが、翌日は新作能「沙院」の申合。
申合が終わると、その足で沼津に行きます。翌6日にかけて、沼津・富士でお稽古です。
火曜日の沼津稽古を4時半で切り上げると、車で羽田空港へ行きます。
20時40分の飛行機に乗って、空路札幌へ。
札幌駅前のホテルについたのは、もう11時。
札幌は寒いと思っていましたが、そうでもありません。
ただ、もう紅葉は始まっています。
今が真っ盛りでしょうか。とても鮮やかでした。
明けて7日は、いよいよ新作能「沙院」です。
この能は、アイヌの酋長・シャクシャインをシテとする能です。
現行曲に、北海道を舞台とする能はありません。
北海道に30年来お稽古に行っている永島忠侈師は、かねてより北海道を舞台とする能を作りたいと思っていたそうです。
その思いが、結集しました。
今回のために新調した蝦夷錦の装束をまとい、北海道のご当地能の上演でした。
会場は、札幌の能楽の殿堂である、札幌教育文化会館です。
ここには、仮設とはとても思えない立派な能舞台があります。
去年改装された、真新しい気持ちの良い舞台でした。
終演後、新千歳空港へ直行して飛行機に乗り込みます。
少々時間があったので、何か食べることにしました。
とは言うものの、羽田空港に車を置いてあるので、ビールは飲めません。
下手に寿司屋なんかに入っちゃうと、ビールが飲みたくてしょうがなくなるでしょう。
ラーメン屋に入っても、やっぱり餃子とビールです。
ビールを飲まなくても良さそうなものを散々探しました・・・
結局、札幌名物・スープカレーを食しました。