若竹能 復活公演エデンの園 能の講座

2012年02月21日

明治大学能楽研究部 春合宿

若竹能が終わって疲れ果てていますが、翌日より恒例の明治大学能楽研究部の春合宿に来ています。

場所は千葉の岩井海岸。冬場の海岸は、驚くほど寂しい。
部屋に閉じこもって、謡ったり舞ったりするには絶好の環境です。

月曜日の早朝に出発して、午前10時頃から学生たちに稽古するつもりで早起きしました。

ところが・・・

声が出ません。連日の声の酷使で声がれした模様です。
このまま合宿に行って、学生たちを怒鳴っていたら大変だ。
午前中のお稽古は、お休みさせて頂いて、急遽近くの耳鼻科へ出かけました。

お医者様はひと声。
「喉が腫れていますねえ。でも声帯は大丈夫です。あまり声を出さずに安静にしていてください」

「いや、声を出さないわけにはいかないのです」

実は、かかりつけの耳鼻科が予約が取れなかったので、初めて行く耳鼻科だったので、私の職業を知らないお医者様だったのです。

そこで、自分の仕事のことを話すと、

「では、点滴をしましょう。抗生物質を血液に入れると、即効性があります」

なんと点滴です。

病室のベットに横になり、じっとしていると・・・・

ZZZZZ・・・・

「終わりましたよ」

看護婦さんの声で目が覚めました。

「点滴終わりましたけど、もうチョット寝ていきますか?」

よっぽど気持ちよさそうに眠っていたようです。

ずっと寝ていたかったのですが、そうもいきません。学生の合宿へ急いで出かけました。

点滴ってすごいですね。
朝には全然出なかったこえが、昼には回復していました。

夜には全快です。
せっかくなので、学生たちと全開で飲みました。

ただ次の日、寒い民宿で一日中声出していると、また声がかすれてきました・・・

学生たちに指導していると、つい昔を思い出して熱が入っちゃうんですよねえ。


kuwata_takashi at 22:00│Comments(0)TrackBack(0)

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