2011年04月05日
清明
先日のお稽古であるお弟子様と話していると、
「日本がどうなるのか心配で、心配で何も出来ません」
などとおっしゃるので、
「○○さんが心配しても何も変わりませんよ。立ち止まっても何も生まれませんので、動かないとダメですねえ」
何だか自分に言い聞かせている気になりました。
だからという訳ではないのですが、先の週末は震災の前から計画していた旅行に、予定通り行きました。
今日は、二十四節気の清明です。
桜など草木の花が咲き始め、万物に清朗の気が溢れて来る頃です。
しかも今日は大安。空は日本晴れ。
今日しかないと、来月の主催公演のダイレクトメールを発送いたしました。
そして、押し入れの中から子供たちの兜を取り出して飾りました。
ちょっとウキウキしてきます。
夕方からは、能楽笛方の若手の結婚式に出席しました。
300人を超える出席者の前で、私より一回りも若い新郎は、
未曾有の国難の中、新しい生活をスタートさせて、日本を明るく元気にしていきたい
と宣言していました。
「清明」とは、「万物がすがすがしく明るく美しい頃」と辞書に書いてあります。
すがすがしい新郎新婦を見ていて、「清明」をかみしめました。
kuwata_takashi at 23:48│Comments(0)│TrackBack(0)│