身体表現研究 1怒涛の三日間

2010年07月22日

身体表現研究 2

「身体表現研究」の講座を行う、芸術造形研究所は、私が学生時代を過ごしてお茶の水にあります。

昔よく言った、懐かしいカレー屋で腹ごしらえして、7時からの授業に臨みました。

6回のうち、最後の一回は発表会として、5回で「高砂」の仕舞と謡いを仕上げることにしました。

初めて取り組む曲が「高砂」とは、かなりのハードルです。

でも、受講生はみんな意欲を持って学んでいる方たちですので、高いハードルを設定しないと意味ないと思い、敢えて取り組みました。

そして五回の稽古の前半には、能の登場人物の五つのジャンル、いわゆる五番立てに沿った体の使い方の練習をしました。

神様の動き、武士の動き、女性の動き、狂女の動き、鬼の動き・・・

動きの課題を考えるのも一苦労です。


四苦八苦しながらも、なんとか6回の授業を終えました。
最終日の発表会では、みんな見事に「高砂」を舞い、地謡も謡えました。

最初は、「こんな難しいものは絶対に覚えられません」
と、悲痛の叫びを上げていた受講生たちでした。

でも講座の終了後は、「もっとやりたい」
と言ってくれました。

なかなか良い体験でした。

受講生の皆様、良い臨床美術士になってください。


kuwata_takashi at 17:02│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
身体表現研究 1怒涛の三日間