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2009年07月23日

最高の勉強

先日、海の日は「神遊」。
私は、「玄象」の地謡を勤めました。

「玄象」の地頭は、なんとお家元の観世清和師。
お家元の地頭で謡わさせていただいて、とても勉強になりました。

一噌隆之師、柿原弘和師、観世新九郎師、観世元伯師、観世喜正師で構成される「神遊」は、能楽界で超注目のグループです。
「神遊」では、これら能楽界の若き実力者たちが、様々な企画や大曲に挑み、むというスタンスで、大変な人気を集めています。

私は、観世喜正師の門下ということで、発足時より色々お手伝いさせていただき、大変光栄です。

また「神遊」では、今回のお家元をはじめ、梅若玄祥師や観世銕之丞師など、能楽界を代表する方々と度々地謡を謡わさせていただいております。

私たち玄人にとって、先生や先輩から直接受ける指導はもちろん大事なことなのですが、それだけでは絶対的に修業が足りません。

先生、先輩の芸を盗むということが大切です。
一緒に謡うということは、芸を盗む上で、絶好の機会です。

実際、上手な方と謡うととても気持ち良く、自分も上手くなった気がします。
そういった中で学ぶことは沢山あります。

今回は、観世流のトップであるお家元と謡わさせていただいて、最高の勉強をさせていただきました。


at 23:17│
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