謹賀新年お稽古初め

2009年01月03日

深川能舞台 謡い初め

今日は、「深川能舞台 謡い初め」です。

そう言うと、大げさですが、ご近所の方をご招待しておめでたい謡いと舞を披露しただけです。

私がここに引っ越してお世話になってきた近所の方々に、自宅と舞台を披露する良い機会かと思いまして、こういった催しを企画してみました。

普段は路地で、寝間着同然の格好で挨拶をし合う仲ですが、今日は皆かしこまった格好でいらっしゃいました。
普段着しか知らない私は、皆さんの改まった格好に面食らいました。
皆さん、とても素敵な装いです。
やはり、気さくな下町の人々といっても、東京の人間ですね。私の田舎(広島)と違ってやはり洗練されているなあと実感しました。

かくいう私も、紋付と裃で応対。

野良猫が闊歩するいつもの下町の路地が、今日は鹿鳴館もびっくりの社交場に早変わり。
なかなか、良い雰囲気でした。

ご近所の方にも喜んでいただきました。
またやりたいなと思います。


深川に引っ越してはや9ヶ月。
私はこの町に育てられました。

この町に、少しでも貢献したいなあと思います。


その思いで、年末は町内の夜警に参加しました。
拍子木を鳴らしながら
「火の用心」
と叫びまわりました。
とは言っても夜警をしている時間はほんの少し。あとは夜通し飲んでいます。
そんな大騒ぎが、年末一週間続きます。

年末は、火の用心にかけつけて、毎晩大宴会が行われるこの町が、私は大好きです。


at 23:53│
謹賀新年お稽古初め