2008年10月23日
バリから 3
昨日の、場当たりリハーサルに引き続いて、今日はいよいよバリ公演初日。
昨日のリハーサルをやっている間、まだ村の祭り(オダランというそうです)は続いていました。フィナーレを飾る村内行列です。
神輿のようなものを担ぎ、玉座の上にはきらびやかに着飾った子供が4人います。
皆、さまざまな衣装をまとって、村内を練り歩いております。
なんだか、地元・深川の八幡祭りを思い出しました。
とにかく、村人たちは大騒ぎです。それもそのはず。今回のオダランは、数十年に1回と言われる大きなものだったようです。
さて、能公演は昨日までお祭り(オダラン)で大盛り上がりだった寺院の境内の集会所で行われます。
今回のオダランに向けて新調したという集会所で、村民以外ではこけらおとしの公演です。
そんな経緯から、急遽冒頭に「三番叟」の居囃子を行うことになりました。
さて、公演に先立って、寺院の僧侶が舞台の上に祀られた祭壇に祈祷を捧げ始めました。
今日の公演が上手くいくようにお祈りをあげています。バリでは、舞台公演の前には必ず祈祷が行われるようです。
僧侶の祈祷の後には、出演者一人一人に聖水をかけて下さいます。
何とも言えない静粛な気分になります。
能でも、「翁」の前には楽屋内に作られた祭壇に向かって、同様の儀式を行います。やはり、バリ舞踊と日本の芸能には大きな共通性があると感じました。
ちなみに、深川バロン倶楽部でも、富岡八幡宮の奉納公演の前には同様の儀式がありました。
さあ、いよいよ本番です。会場は立ち見もでるほどの大賑わいです。
前日まで、あれだけのバリ舞踊を見せられたので、否が応でも気合いが入ります。
ヒンドゥー寺院のきらびやかな中に、仮設の能舞台を作って、周りにはかがり火を焚いています。さぞかし幻想的なシチュエーションだったでしょう。
お客様は、ほとんどが村人たちのようです。
この寺院があるプンゴセカン村は、住民のほとんどがガムラン奏者か画家という、バリでも有数の芸能熱の高い地域です。「プンゴセカンこそバリ芸能の発展の源」と呼ばれているそうです。
その中での演能です。どのような反応があるか、少し怖くもあります。
とりあえず、初日の舞台は終わりました。
お客様の反応は、上々でした。
おまけですが、バリのヒンドゥー寺院は境内に入るためには、必ず正装しなければなりません。
能の公演に出演する我々も例外ではありあません。
皆、サレンダンという帯を渡され、略式にそれを巻いて会場入りをしました。
私は、どうせい深川バロン倶楽部の演奏の時に必要になると思って、正装を上から下まで現地で揃えました。
自分で言うのもなんですが、南方系の顔だちをしている私はとても良く似合います。
日本にかえったら、画像をアップする予定ですので、お待ち下さい。
リハーサルは、バリ衣裳のまま行いました。
それを見ていた日本人の評論家は、今回の能のツアーにはバリ人も参加するのだと思ったそうです。。。
昨日のリハーサルをやっている間、まだ村の祭り(オダランというそうです)は続いていました。フィナーレを飾る村内行列です。
神輿のようなものを担ぎ、玉座の上にはきらびやかに着飾った子供が4人います。
皆、さまざまな衣装をまとって、村内を練り歩いております。
なんだか、地元・深川の八幡祭りを思い出しました。
とにかく、村人たちは大騒ぎです。それもそのはず。今回のオダランは、数十年に1回と言われる大きなものだったようです。
さて、能公演は昨日までお祭り(オダラン)で大盛り上がりだった寺院の境内の集会所で行われます。
今回のオダランに向けて新調したという集会所で、村民以外ではこけらおとしの公演です。
そんな経緯から、急遽冒頭に「三番叟」の居囃子を行うことになりました。
さて、公演に先立って、寺院の僧侶が舞台の上に祀られた祭壇に祈祷を捧げ始めました。
今日の公演が上手くいくようにお祈りをあげています。バリでは、舞台公演の前には必ず祈祷が行われるようです。
僧侶の祈祷の後には、出演者一人一人に聖水をかけて下さいます。
何とも言えない静粛な気分になります。
能でも、「翁」の前には楽屋内に作られた祭壇に向かって、同様の儀式を行います。やはり、バリ舞踊と日本の芸能には大きな共通性があると感じました。
ちなみに、深川バロン倶楽部でも、富岡八幡宮の奉納公演の前には同様の儀式がありました。
さあ、いよいよ本番です。会場は立ち見もでるほどの大賑わいです。
前日まで、あれだけのバリ舞踊を見せられたので、否が応でも気合いが入ります。
ヒンドゥー寺院のきらびやかな中に、仮設の能舞台を作って、周りにはかがり火を焚いています。さぞかし幻想的なシチュエーションだったでしょう。
お客様は、ほとんどが村人たちのようです。
この寺院があるプンゴセカン村は、住民のほとんどがガムラン奏者か画家という、バリでも有数の芸能熱の高い地域です。「プンゴセカンこそバリ芸能の発展の源」と呼ばれているそうです。
その中での演能です。どのような反応があるか、少し怖くもあります。
とりあえず、初日の舞台は終わりました。
お客様の反応は、上々でした。
おまけですが、バリのヒンドゥー寺院は境内に入るためには、必ず正装しなければなりません。
能の公演に出演する我々も例外ではありあません。
皆、サレンダンという帯を渡され、略式にそれを巻いて会場入りをしました。
私は、どうせい深川バロン倶楽部の演奏の時に必要になると思って、正装を上から下まで現地で揃えました。
自分で言うのもなんですが、南方系の顔だちをしている私はとても良く似合います。
日本にかえったら、画像をアップする予定ですので、お待ち下さい。
リハーサルは、バリ衣裳のまま行いました。
それを見ていた日本人の評論家は、今回の能のツアーにはバリ人も参加するのだと思ったそうです。。。
at 23:21│