ジャカルタから 1ソロから 1

2008年10月15日

ジャカルタから 2

今日は、リハーサル。
ホテルから劇場へは、タクシー移動です。

噂には聞いていましたが、ジャカルタの運転マナーはとんでもないです。

まず、車が凄く多い。まあ、それは人口が多いから仕方ないでしょう。
それより、驚くのは、バイクの多さ。
ざっと見て、道路の半分から三分の一はバイクに占められています。

そして、驚くことに、道路に車線はありません。あっても、誰も守っていません。
折り重なって走る車の横を、おびただしいバイクが猛スピードですり抜けていきます。
車線なんかないから、少しの隙間に車とバイクが我さきに飛び込んでいきます。

さらに、恐ろしいことに、その合間を歩行者が、普通に横断しています。
ジャカルタには、横断歩道はたまにありますが、歩行者用の信号なんてものはほとんど見当たりません。
道路がそんな具合なので、どの車もそんなにスピードは出せないのですが、その合間を普通に横断してゆく歩行者には参ります。

たまにある信号にとまったら、また大変なことになります。
物売りの人たちが、車を囲みます。
私たちは、なにせ初めて見るので、指さして驚いていたら、買う気のある客だと思われたらしく、二重三重に物売りに取り囲まれます。

赤信号は、確かに日本よりははるかに長い時間ですが、それにしても、信号待ち間に新聞やら子供のおもちゃやら、買う人なんているのでしょうか?

また、道に添ってたくさんの人が並んでいます。
何百人もの人が、道添いに車を待っています。とてもタクシーを待っているような雰囲気ではありません。

現地の人にあれは何をしている人か聞いてみると、驚く話を聞きました。
ジャカルタでは、あまりの交通渋滞ぶりに、朝夕は市内中心地へ車の乗り入れ制限があります。
車は、必ず三人以上乗ってないといけないそうです。
つまり、「一人や二人を運ぶためにいちいち車に乗ってはいけません。」
という法律です。

道端に警官が待っていて、一人や二人のドライバーを捕まえています。けっこうな罰金を払うそうです。

道に立っている人は、その罰金を逃れるために、市内に入るときに一緒に乗ってあげることで、報酬を要求する人々だそうです。

確かに、ドライバーからしてみれば、みすみす罰金を払うくらいだったら、それより安い額で誰かを乗せて市内に入っていったほうが得です。

しかし・・・  何て商売だ・・・

劇場は、とても良い雰囲気ですが、まあ古びていて汚いです。
まあ、それは想定内です。

今日は、リハーサルだけだったので夕方には終わりました。
夕方から、今回のツアーのメンバーで買い物と食事に出かけました。

食事に入ったローカルフードのレストラン。
とても安くて、美味しそうでした。

おのおの、舌鼓を打ちながら、まずはビールを注文したら、なんとビールはないとのこと。

なんてこった。ここはイスラム圏だった。。。

結局、昨日も行ったホテルのレストランでまたもやビールをガンガン飲みました。


at 23:22│
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