申合 終了「忠度」御礼

2008年07月26日

夜空に 吉兆

今日は、若竹能「忠度」の前日ですので、完全オフの予定でしたが、急遽新作能「黄金桜」の稽古が入りました。

「黄金桜」とは、今年で30周年を迎える小金井薪能で、30周年記念に行われる小金井市の桜にちなんだ能です。

原作は、小金井市在住で、小金井薪能設立にも関わった林望氏。

私は、大役のツレに指名され、張り切っております。


「黄金桜」の稽古は、昼過ぎまで続き、帰るともう昼下がり。
かねて約束していた近所の呉服屋に行き、今年の深川八幡の祭りの用意をします。
今年は、3年に一回の深川八幡祭りの本祭り。
深川の町は、お祭り一色です。


夕方から、やっと自宅舞台にて「忠度」の稽古を始めます。
昨日の申合で受けた注意を、確認しながら何度も見直し、自分なりに納得出来る稽古が出来たので、自宅舞台から外に出ました。

すると・・・

花火の音が賑やかに聞こえます。

「そうか、今日は隅田川の花火大会の日だった」

我が家は、隅田川からすぐ近くです。
こんなに大きな花火の音がするのなら、屋上から見えるかもしれない・・・

我が家は、陸屋根となっており、広いルーフバルコニーがあります。
ただ、家のちょっと離れた辺りに高層マンションが立ち並んでいるので、あまり見通しは良くありません。
隅田川の花火も、まあ見えないだろうな。。。

ほとんど期待せずに屋上に上がると、ナント

高層マンションの隙間から、計ったように花火がキレイに見えます。
これ以上ない角度です。
おそらく隣の家からは、少しマンションの陰になるはずです。
それくらいギリギリの角度ではありますが、我が家の屋上からは、隅田川花火が、本当に綺麗に見えます。

しばし、見とれました。
そして・・・ 何とも言えない良い気分になりました。


明日は、いい舞台になりそうです。


at 22:14│

この記事へのコメント

1. Posted by Elisa   2008年07月28日 22:40
まるで、山下清画伯の「花火」のような光景ですね。
「忠度」の花火は、大輪でしたか?
くわたかさんのブログ、楽しみにしています。
2. Posted by クワタ   2008年08月01日 23:43
Elisaさま
山下清画伯の絵みたいに大きくは見えませんでした。
遠くに小さく見えているだけです。
でも、自宅から見えるというシチュエーションに感激しました。
ただ、「忠度」の花火は大輪だったと言うことにしておきます。
申合 終了「忠度」御礼