モナコから 3飛行機、新幹線

2008年06月06日

モナコから 4

モナコより無事帰国いたしました。

今回のツアーは、月曜日の朝出て金曜日の朝に帰るという強行軍。
まる4日の間にヨーロッパを往復して公演をしてきたのですから、世界は狭くなったものです。

私の師匠は、昭和29年の能楽史上初めてのヨーロッパ公演に参加されておりますが、その頃はヨーロッパに行くのに48時間費やしたそうです。


オペラガルニエでの能公演は、大成功でした。
私は「石橋」の赤獅子をさせていただいたのですが、歴史と伝統のあるオペラハウスで、とても気持ちよく舞えました。

最後のカーテンコールでは、スタンディングオベーションで熱狂的に「ブラボー」の歓声を聞いた時は、胸がジーンときました。


公演の日は、とにかくハードでした。
午前中は、打ち合わせとリハーサルです。
当初は軽く流すだけの予定だったのですが、しっかり何度も繰り返しやりました。
「石橋」も通しで申合いたしまして、はやくもクタクタです。

1時半位にリハーサルは終了いたしましたが、3時からはすぐ、装束をつけての公開リハーサルです。
どういう関係の方か分かりませんが、お客様がたくさんいる中で、普通に通しでやりました。

ご承知の通り、「石橋」とは能の中でもっとも激しく動く能です。
一日に2回もやると、完全に足にきます。

特に、今回はステージにゴムのようなものを張り付けた舞台でしたので、普通の檜の舞台より滑らない分、すり足をすると足に負担がかかります。

ただでさえ、2日前にモナコ入りしてすぐ公演というハードスケジュールです。
公開リハーサルのあと、完全にバテました。

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後は、本番を残すのみ。
公開リハーサルの後は本番まで、なるべく動かずひたすら体力の回復に努めました。

ただ、不思議なことに、本番の幕が上がると、疲れはふっとびます。
冷静に、思いっきり舞うことが出来ました。

舞台の上で「石橋」を舞い納めた後は、歓声がやみません。
引き続き、能面を外してカーテンコールです。
照明がついて、照らされた観客席は壮観でした。
満員のお客様がスタンディングで出迎えて下さいます。


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とにかく素晴らしい劇場でした。舞台から見た写真をアップいたします。
舞台だけにとどまらず、楽屋もとても豪華で快適でした。
ちなみに、楽屋の時計は全てロレックスです。


公演のあとレセプションを終えると、もう日付が変わっていました。
翌木曜日は朝5時半に出発です。


さすがに、前の日3回も「石橋」を舞いましたので、帰る日は体がもうパンパン。
全身筋肉痛です。

合わせて14時間のフライトは、キツかったです。。。


at 20:53│
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