2008年02月09日
訃報
昨日、門下の大先輩の中森晶三師が亡くなりました。
中森師は、一代で能舞台を始め、能面・能装束など一通り揃えて、定期能を毎月開催なさるという信じられない偉業をなした方です。
また、各地で薪能やイベント、学生鑑賞能を手がけて能の普及に尽力するかたわら、数多くの分かり易い、能の入門書や解説書などを書いたという、稀代の人物です。
私は、学生時代から中森師の著作を愛読して能の知識を得たものでした。
入門してからは、公演などでお目にかかる度に多くのことを学びました。
とても物知りな方でして、何かを質問すると、必ずわかり易く答えて下さいました。
一昨年の暮れに私が「石橋」を披く時、「江戸時代に、途絶えていた『石橋』を復活させたのは、紀州出身の天才能役者・貴志貴太夫である」と教えて下さいました。
私の名前(桑田貴志)と同じ能役者の江戸時代の活躍ぶりを、面白く語って下さいました。
師の語り口は、独特の切り口で飽きさせないものでした。公演前の解説は、楽屋で聞いていた私たちにもとてもためになりました。
とてもお世話になりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
中森師は、一代で能舞台を始め、能面・能装束など一通り揃えて、定期能を毎月開催なさるという信じられない偉業をなした方です。
また、各地で薪能やイベント、学生鑑賞能を手がけて能の普及に尽力するかたわら、数多くの分かり易い、能の入門書や解説書などを書いたという、稀代の人物です。
私は、学生時代から中森師の著作を愛読して能の知識を得たものでした。
入門してからは、公演などでお目にかかる度に多くのことを学びました。
とても物知りな方でして、何かを質問すると、必ずわかり易く答えて下さいました。
一昨年の暮れに私が「石橋」を披く時、「江戸時代に、途絶えていた『石橋』を復活させたのは、紀州出身の天才能役者・貴志貴太夫である」と教えて下さいました。
私の名前(桑田貴志)と同じ能役者の江戸時代の活躍ぶりを、面白く語って下さいました。
師の語り口は、独特の切り口で飽きさせないものでした。公演前の解説は、楽屋で聞いていた私たちにもとてもためになりました。
とてもお世話になりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
at 14:30│