大阪は近し長期ロード

2007年05月26日

大阪九皐会

今日は大阪九皐会。
番組は「俊寛」と「鉄輪」
私は「俊寛」のツレ(成経)と「鉄輪」の地謡。

「俊寛」のツレはとても気を使います。
舞台進行が現代劇のように進むので、役者同士の絡み方が難しいのです。

だいたい能というものは、リアルな表現を避け、様式的に演技をするものですが、「俊寛」のような劇的な曲であまり様式的にやっちゅうと、
「それでは芝居にならない。」
と言われます。


かといって、今度は芝居っ気出して劇的に演じると、

「それでは能にならない」

ということになってしまいます。

そのちょうど良い範囲内で、ズバッと演じられるのが、良い演技なのでしょう。

「俊寛」
やりがいのある曲です。
クセの構成も劇的で面白い。
いつか挑戦したいと思います。



帰りの飛行機は、7時発の便を予約していたのですが、早く空港に着いたので、6時発の便に変更してもらいました。

「よしよし、1時間早く乗れたぞ」

何故か得した気分で座席でくつろいで、離陸を待っていると、機内アナウンスが流れます。

なんと、機体故障で6時発の便は欠航になると言ってます。

だったら乗る前に、イヤ飛行機を変更する前に言ってくれよ……

かくして、慌て飛行機から降り、長蛇の列のカウンターに並んで、やっと当初乗る予定だった7時発の飛行機に変更してもらいました。

なんだ、どうせ同じ時間になるんだったら、最初から変更なんかしないで、ゆっくり空港でビール飲んでいれば良かった……


at 21:22│
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