2007年01月09日
年男
亥年です。私は今年、年男です。
かれこれ5年前、アメリカ公演に出かけた時のことです。
アメリカの大学で日本語を学んでいるという学生と話をしました。
彼、トーマス君は日本と日本語が大好きだそうです。彼から貰った名刺には、「灯す」と書いてありました。
????
しばらく悩みました。
Tomas→とーます→ともす→灯す
おそらく、自分の名前を何とか日本語で表そうとしたのでしょう。
そんな彼と自己紹介をした時、彼は突然たどたどしい日本語で
「私は、サルです」
と言います。話に何の脈絡もなく唐突にそう言われて、戸惑いました。
サル? 何が言いたいんだろう? そういえば少しサル顔かも知れない… うーん、どう言葉をかえせば良いんだろう……
しばし絶句していると、彼は続いて
「父は、ヘビです。母はネズミです」
と言います。やっと分かりました。彼は干支の話をしているのでしょう。
何だ、アメリカでいきなり干支の話が出てきたんでビックリしたよ。
しかし、彼は続けて
「姉は、ブタです」
と言います。
うーん、「ブタ年?」
やはり彼は、身体的特徴を言っているのかも知れない……
お父さんは、痩せていてヘビみたいで、お母さんはネズミみたいに小柄なのかもしれない。
そしてお姉さんはきっと、ブタのように……
去年、シンガポールに行った時、干支の話になりました。
中国系が多いシンガポールでは、干支の話は身近なのです。
皆、「アイ アム イヤー オブ ドック」
「アイ アム イヤー オブ ドラゴン」
などと言ってます。
イノシシを英語でどう言うか分からない私は、紙に「猪」と書いて自分の干支を説明しました。
中国系シンガポール人は漢字が分かるので、英語に詰まった時は、よく筆談になります。
すると、
ああ、イヤー オブ ピッグね。
と説明されました。
亥年は、干支の本場・中国では豚年だそうです。
何でも、干支が日本に伝わった時、日本に豚がいなかったため、イノシシを当てはめたようです。
やっと分かりました。
そうか、アメリカのトーマス君はやっぱり干支の話をしていたんだ。
トーマス君のお姉さん、ゴメンナサイ。あなたの身体的特徴を、勝手に想像していました。
多分、私と同い年なのでしょう。
かれこれ5年前、アメリカ公演に出かけた時のことです。
アメリカの大学で日本語を学んでいるという学生と話をしました。
彼、トーマス君は日本と日本語が大好きだそうです。彼から貰った名刺には、「灯す」と書いてありました。
????
しばらく悩みました。
Tomas→とーます→ともす→灯す
おそらく、自分の名前を何とか日本語で表そうとしたのでしょう。
そんな彼と自己紹介をした時、彼は突然たどたどしい日本語で
「私は、サルです」
と言います。話に何の脈絡もなく唐突にそう言われて、戸惑いました。
サル? 何が言いたいんだろう? そういえば少しサル顔かも知れない… うーん、どう言葉をかえせば良いんだろう……
しばし絶句していると、彼は続いて
「父は、ヘビです。母はネズミです」
と言います。やっと分かりました。彼は干支の話をしているのでしょう。
何だ、アメリカでいきなり干支の話が出てきたんでビックリしたよ。
しかし、彼は続けて
「姉は、ブタです」
と言います。
うーん、「ブタ年?」
やはり彼は、身体的特徴を言っているのかも知れない……
お父さんは、痩せていてヘビみたいで、お母さんはネズミみたいに小柄なのかもしれない。
そしてお姉さんはきっと、ブタのように……
去年、シンガポールに行った時、干支の話になりました。
中国系が多いシンガポールでは、干支の話は身近なのです。
皆、「アイ アム イヤー オブ ドック」
「アイ アム イヤー オブ ドラゴン」
などと言ってます。
イノシシを英語でどう言うか分からない私は、紙に「猪」と書いて自分の干支を説明しました。
中国系シンガポール人は漢字が分かるので、英語に詰まった時は、よく筆談になります。
すると、
ああ、イヤー オブ ピッグね。
と説明されました。
亥年は、干支の本場・中国では豚年だそうです。
何でも、干支が日本に伝わった時、日本に豚がいなかったため、イノシシを当てはめたようです。
やっと分かりました。
そうか、アメリカのトーマス君はやっぱり干支の話をしていたんだ。
トーマス君のお姉さん、ゴメンナサイ。あなたの身体的特徴を、勝手に想像していました。
多分、私と同い年なのでしょう。
at 13:52│