お盆ラッシュの中小金井薪能

2006年08月14日

創作能「トキ」

昨日は、佐渡で薪能。演目は創作能「トキ」

この作品は、地元の小学生がトキについて詠んだ詩をもとに作られた能です。

随所に子供らしい描写が出て来ます。
そして、一番の特徴は鼓童との共演。

佐渡といえば、鼓童の本拠地。
創作能「トキ」の中に、村人として鼓童のメンバーが登場します。
時には歌い、時には踊り、そして太鼓を囃します。

鼓童って、太鼓のグループですが、太鼓の演奏の幅を持たせるため、様々な稽古をしていると聞いております。
歌や踊りはもちろん、茶道やお花などのお稽古もするようです。最近では能や狂言の稽古も行っているそうです。

鼓童のメンバーは、本職の太鼓の演奏のため、日本文化を広く学んでおります。能狂言までも。

そんな方々との共演は、なかなかいい成果だったように思います。


創作能「トキ」のあらすじは、村人たちの前にトキが現れ、優雅に舞を舞うというごく単純なもの。
イメージとしては、能「鷺」に近いと思います。

まだまだ未完成な作品ですが、もっと錬れば良いものとなっていくと思います。
地元佐渡の人達は、来年も是非「トキ」を上演して欲しいと願っているようです。
また佐渡で「トキ」をやりたいと思いました。


佐渡って、本当に芸能が盛んな所です。
特に能はとても盛んでして、佐渡にある能舞台は30は下らないそうです。
それぞれの舞台で、色んな芸能が行われているようです。
地域の文化の発信元として能舞台が使われていると聞いて、何だか嬉しく思います。

昨日の薪能も、「トキ」の前に、ハワイからきたダンサーによるフラダンスと鼓童の演奏が行われ、お客様は様々な芸能を堪能してました。

芸能好きの佐渡の人達とお話しするのは、楽しい体験です。
昨日も終演後の宴会で、鼓童の人達と楽しくお話しさせていただきました。
次佐渡に行く時は、鼓童村に行ってみたいと思います。



ところで、今は東京に帰る新幹線の中。
東京を3日間空けました。

伝え聞く話しによると、一昨日は落雷によって停電し、今朝は、クレーン船が送電線をキズつけてかなり広範囲に渡って停電している模様です。

私の家は、送電線事故の現場のすぐ近く。
我が家はどうなっているのでしょう。


at 15:11│
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