采女の女シンガポール第二便 2

2006年02月14日

シンガポール第二便 1

昨日のフライトは散々でした。
バスの時間の関係で、出発の3時間前に成田空港に到着した私。悠々とカウンターに向かいました。
通路側の席をお願いしたら、あと一席しか残っていないからリクエストには答えられないと言われる。

「えー!! だって3時間前ですよ」
「まだチェックインしていないお客様でも、事前予約が入っています」

なんてこった。こんなことは初めてだ。3時間も前に、全ての搭乗者が手続きをしている訳はないから、考えられることは一つ。
大きな団体が入っているのでしょう。

文句をいっても始まらないので、お土産でも買おうと、ショッピング街に行ってみる。
すると、修学旅行に行くとおぼしき高校生の集団が大騒ぎしていました。
最近の高校生は修学旅行で海外か、いいなあ。

ふと、イヤな予感が。
「ひょっとして、このウルサイ連中が、同じ飛行機なんじゃないか・・・・」
500人乗りのジャンボを貸切にするなんて、よっぽど大きな団体旅行です。そう、修学旅行みたいな・・・

「イヤイヤ、中国やアメリカじゃあるまいし。シンガポールに修学旅行に行ってもしょうがないじゃん」

しかし、その予感は見事に当たりました。
かくして、前から4列までが一般客。5列目からは全て修学旅行生をのせて、飛行機は飛び立った。

初めの2~3時間は彼等もおとなしい。大半がはじめての海外だろうから緊張しているのか、それとも先生から騒ぐなとキツク注意されているのでしょう。

でも高校生が7時間のフライト時間を、じっとおとなしく出来るわけがない。
次第に騒ぎ出す。まあ、しょうがないですね。
でも、予想よりはおとなしかったです。やはり都会の子ですね。落ち着いています。
私たちが修学旅行に行ったときなんて、もう大変な騒ぎだった。

しかし、シンガポールにいって何を修学するのだろう・・・
そう思って栞を見せてもらいました。
マーライオンとか、有名なモスク寺院や仏教寺院が行き先として挙げられていました。
「どこも行ったことがない・・・」
今回で8回目のシンガポールですが、一般の観光客が行くようなところには、全く行ったことが無いということに気付きました。

彼等の行き先を見て、何となく頷けました。
シンガポールに行けば、アジア随一の近代都市や、インドのヒンデュー寺院やイスラムのモスク寺院や中国の仏教寺院、全て見れます。また、日本軍占領時代の収容所や犠牲者の慰霊碑なんかもあるので、日本がアジア各国で何をしてきたのか、思い知らされます。
当然、英語の勉強にもなります。
治安もいいし、修学旅行先として意外とシンガポールはいいかもしれません。



ところで、今日はバレンタインデー。香港人とマレーシア人の学生からチョコレートをもらいました。
ロッテが日本と韓国で広めたといわれる、女性から男性にチョコレートをあげる習慣が、いつの間にかアジア中に広まったかと思いきや、そうではなかった。
彼女達は日本の習慣を知っていて、喜ばせようと持ってきたらしい。

ちなみに、シンガポールのバレンタインデーでは、男性から女性に花を贈るのが習慣だそうです。ただ、最近はチョコレートを贈る男も増えているようで、チョコレート売り場に群がる男どもの姿をニュースで見ました。


at 22:43│

この記事へのコメント

1. Posted by さくら川   2006年02月15日 23:13
シンガポール・シリーズの再開。またまた楽しみでございます。
ところで、私はバレンタインデーを、米国で過ごした事がありますが、女性からも男性からも、チョコやお花やワインなど贈り合っていて、私もステキなチョコを幾つか贈られました。
あの異様な熱気のチョコ売り場は、日本だけですね。
2. Posted by クワタ   2006年02月16日 19:29
さくら川さん
マレーシアの女の子に、日本のバレンタインデーについて
「日本の女の子は、とてもシャイだから自分から告白が出来ない。それで、年に一度だけ、チョコレートに愛を込めて好きな男の子に渡すのです」
と説明しました。
言いながら恥ずかしくなりました。
最近はどうなんでしょう。
采女の女シンガポール第二便 2