2006年02月01日
痛恨のケガ
はじまりは、ささいなことでした。
多分、札幌のホテルの洗面所でヒゲを剃っている時に、何かが右足に落ちた・・・
何かが落ちたことは覚えているのですが、何が落ちたか全く思い出せない。
その時は、少し痛かったのですが、別に改めてどうということはなかった。まあ、そんな事故でした。
それが2~3日たつと段々に腫れてきて、この週末は正座が出来なくなってしまいました。
「これはおかしい」
やっと悟った私は、ためしに病院に行ってみました。
「まあ、湿布でももらっておとなしくしてるか」
気軽に思って、お医者様に右足を見せると、医者の顔色が俄かに変わる。
「う~ん・・・・」
ビックリして聞いてみる
「え? 折れてるんですか?」
先生はやはり難しそうに答える
「折れてはいませんが、骨に損傷があります。」
「え? ヒビでも入ってるんですか?」
「いえ、ヒビは入っていません。ただちょっと亀裂が入っているだけです」
う~ん、ヒビと亀裂ってどう違うんだろう・・・
いずれにしろ、どうも右足が普通じゃないことになっているらしい。
先生は何気なく言う
「なるべく足を動かさないように、安静にしていて下さい」
ためしに私は聞いてみた
「あの~ 正座は出来ますか?」
先生は即答する
「絶対にダメです」
まあ、そうだろう。足の甲の骨が損傷してるのに、1時間半の能の地謡で正座してれば治らないよ。
しかも、最近は毎日「高砂」の稽古をムキになってやっている。バシバシ拍子を踏んで、力一杯稽古している。
そりゃあ、足は治らんワイ。というより、段々と悪くなるのも当然だよな。
今日は日曜日の「高砂」の申し合わせ。
先輩から、「足悪いんだから、加減して舞えよ。ここで足痛めてもしょうがないからな」
とは言われていたのですが、始まってしまえば、加減なんか出来るわけがない。
やはり、思う存分舞って、やはりより足を痛めた。
頼む! 今週はどうか持ちこたえてくれ。
私に、精一杯の「高砂」を舞わさせてくれ。
まあ、当日に足がどんな状態でも、決して手加減せずに、存分にやりますけどね。
多分、札幌のホテルの洗面所でヒゲを剃っている時に、何かが右足に落ちた・・・
何かが落ちたことは覚えているのですが、何が落ちたか全く思い出せない。
その時は、少し痛かったのですが、別に改めてどうということはなかった。まあ、そんな事故でした。
それが2~3日たつと段々に腫れてきて、この週末は正座が出来なくなってしまいました。
「これはおかしい」
やっと悟った私は、ためしに病院に行ってみました。
「まあ、湿布でももらっておとなしくしてるか」
気軽に思って、お医者様に右足を見せると、医者の顔色が俄かに変わる。
「う~ん・・・・」
ビックリして聞いてみる
「え? 折れてるんですか?」
先生はやはり難しそうに答える
「折れてはいませんが、骨に損傷があります。」
「え? ヒビでも入ってるんですか?」
「いえ、ヒビは入っていません。ただちょっと亀裂が入っているだけです」
う~ん、ヒビと亀裂ってどう違うんだろう・・・
いずれにしろ、どうも右足が普通じゃないことになっているらしい。
先生は何気なく言う
「なるべく足を動かさないように、安静にしていて下さい」
ためしに私は聞いてみた
「あの~ 正座は出来ますか?」
先生は即答する
「絶対にダメです」
まあ、そうだろう。足の甲の骨が損傷してるのに、1時間半の能の地謡で正座してれば治らないよ。
しかも、最近は毎日「高砂」の稽古をムキになってやっている。バシバシ拍子を踏んで、力一杯稽古している。
そりゃあ、足は治らんワイ。というより、段々と悪くなるのも当然だよな。
今日は日曜日の「高砂」の申し合わせ。
先輩から、「足悪いんだから、加減して舞えよ。ここで足痛めてもしょうがないからな」
とは言われていたのですが、始まってしまえば、加減なんか出来るわけがない。
やはり、思う存分舞って、やはりより足を痛めた。
頼む! 今週はどうか持ちこたえてくれ。
私に、精一杯の「高砂」を舞わさせてくれ。
まあ、当日に足がどんな状態でも、決して手加減せずに、存分にやりますけどね。
at 23:50│
この記事へのコメント
1. Posted by peacemam 2006年02月02日 09:06
だんだん腫れてくる、ってそれは「亀裂骨折」というやつなのではありませんか?それは痛いでしょう。お舞台が近くで休むことも出来ないでしょうが、どうかお大事になさってください。ご無理をなさいませんように。
2. Posted by ぺろこ 2006年02月02日 12:52
何で?どうして?はぁ~、お気の毒…。たぶん、たいした物が落ちたわけではないでしょう。なのになのに、亀裂ですか…。私個人の見解ですが、「亀裂の方がヒビより治りが早い」。そう信じましょう!
3. Posted by クワタ 2006年02月03日 01:46
peacemamさま
大丈夫です。亀裂骨折などというややこしいことにはなってません(多分)
打撲のひどいヤツってところです。
だって、医者に行くまで普通に暮らしてた。
医者に骨が痛んでるって言われた瞬間、急に痛くなってきた。
面白いもんですね。
大丈夫です。亀裂骨折などというややこしいことにはなってません(多分)
打撲のひどいヤツってところです。
だって、医者に行くまで普通に暮らしてた。
医者に骨が痛んでるって言われた瞬間、急に痛くなってきた。
面白いもんですね。
4. Posted by クワタ 2006年02月03日 01:52
ぺろこさま
一昨日まで、普通に歩いていたのに、昨日から気が付くとビッコひいて歩いています。
右足かばいながら歩いているから、左足も痛くなってきた。
今日、舞台で「高砂」を通して2度稽古しました。
一回は着物のまま。2回目は稽古用の装束と能面をつけて。
不思議なくらい、体が動く。
それがいけなかった。稽古の後緊張が解けたのかズキズキしてきました。
まあ、つまり緊張してやるから当日は大丈夫でしょう。
一昨日まで、普通に歩いていたのに、昨日から気が付くとビッコひいて歩いています。
右足かばいながら歩いているから、左足も痛くなってきた。
今日、舞台で「高砂」を通して2度稽古しました。
一回は着物のまま。2回目は稽古用の装束と能面をつけて。
不思議なくらい、体が動く。
それがいけなかった。稽古の後緊張が解けたのかズキズキしてきました。
まあ、つまり緊張してやるから当日は大丈夫でしょう。
5. Posted by 一日仙人 2006年02月03日 20:34
日曜日に拝見するのに複雑な心境です・・・
コチラも心して観ます。
コチラも心して観ます。
6. Posted by さくら川 2006年02月03日 21:35
まあ、大変な事!
年明けのシンガポールからずっといい調子でしたのに。
予期せぬこのアクシデントに、何か特別のメッセージがあるのでしょうか。
今は、若さで乗り切っておられる様ですが、「高砂」まで、なんとか持ちこたえられます様に。
年明けのシンガポールからずっといい調子でしたのに。
予期せぬこのアクシデントに、何か特別のメッセージがあるのでしょうか。
今は、若さで乗り切っておられる様ですが、「高砂」まで、なんとか持ちこたえられます様に。
7. Posted by peacemam 2006年02月04日 19:45
先生、今日の若手能の地謡に出ていらっしゃいましたね。お怪我のことをここで読んでおりましたから、きっと他の方と替わられただろうと思い込んでいたところへお姿が見えてびっくりいたしました。正座されたときは見ていて「イタっ!」と思いました。そして先生のプロ根性につい涙が。。。さぞお辛かったことでしょう。明日は残念ながら伺えませんが、きっとすばらしいお舞台になると信じております。
8. Posted by クワタ 2006年02月05日 01:42
一日仙人さま
さくら川さま
peacemamさま
ご心配おかけしました。
このところ毎日、整骨院に通っています。経過は順調。
普通に生活する分には殆ど問題ないです。
まあ、1時間半も正座したり、能を舞ったりすれば痛いですけど。
明日(というより今日)は、もう大丈夫です。思いっきりやります。
さくら川さま
peacemamさま
ご心配おかけしました。
このところ毎日、整骨院に通っています。経過は順調。
普通に生活する分には殆ど問題ないです。
まあ、1時間半も正座したり、能を舞ったりすれば痛いですけど。
明日(というより今日)は、もう大丈夫です。思いっきりやります。