2006年01月13日
シンガポール第一便 2
シンガポールに来て、初めて太陽を見ました。
といっても少しだけ。いまだ雨季のようです。
今日は稽古の3日目。徐々に学生とも打ち解けてきました。
私がシンガポールで何を教えているかと言いますと、要するに謡と仕舞です。
今は「屋島」の謡と仕舞をやっています。
まあ、英語で教えているのですが、たいした英語はしゃべっていません。
謡は、基本的に一緒に謡ってあげて、「Up more」とか「Down to chu -on(中音)」とか言っているだけです。
仕舞も一緒に動いて、「Imitate me(私のやる通りにやって)」なんて言っているだけです。
あとは、「Raise your right hand(右手挙げて)」とか「Go to Sumi(角へ行って)」
などと、まあ中学生英語です。
ただ、物語の背景とか、型の意味とか複雑なことを質問されると困ります。身振り手振りで何とか四苦八苦しながら教えていました。
ただ今回は素晴らしいことに、授業に通訳が帯同してくれることになりました。
これで、学生に細かなニュアンスまで伝えることが出来ます。
前回までは、学生に注意する時はこうでした。
仕舞が終わる。私は何かコメントを言わなければならない。
「・・・・・・・・・」難しい顔して考えている。(実は、英語が頭の中で繋がらないだけ)
学生は思う。「先生があんな難しい顔をしている。きっと私は怒られるに違いない」
私はなお、「・・・・・・・・・」 (実は、結局何を言っていいのか分からない)
学生と私の間にしばし、緊張が走る・・・・
私「Nearly OK!(まあ、いいでしょう)」 学生は、拍子抜け。
こんな日々でした。文法的には間違ってないのですが、ネイティブにとって不自然な言葉である「Nearly OK」は流行語となりました。日本語で言えば、外人が怪しい発音で、「ほとんど、ダイジョウブ!」なんて言っているものなのでしょう。
2年前に教えた学生は、私の顔を見ると、未だに「Nearly OK」を連発します。
授業は、そんなこんなで通訳付きの快適なものとなりました。
実は、たいへんなのは授業のあとの食事。
一人で食べても面白くないので、学生か学校のスタッフに、どこかお勧めの店に連れて行ってもらいます。
通訳さんは授業が終わったら帰ってしまうので、いよいよ私の怪しい英語が本領発揮します。
まず、食事のときのお約束があります。
学生は必ず最初に、「飲み物は、何にしますか」と聞いてきます。
私は必ず。「Of cause Beer!(もちろん、ビール)」と答えます。
いつも元気よく言っているのが面白いらしく、「Of cause Beer!」もまた流行語となっています。
ビールが来ると、後は学生たちに注文は任せます。
ガイドブックにはまず載っていない、珍しい食べ物の数々が運ばれてきます。
別に、珍しい物が食べたいから注文を任せるのではなく、何を頼んでいいのか全く分からないだけです。
地元の人は、食事はだいたい屋台村みたいな処で食べます。メニュー持って店の人が聞きに来てなんてくれません。自分で好みの屋台から、適当なものを頼んで来るというスタイルです。
慣れないと、屋台の前で右往左往。知らないうちに変なものを買わされてしまいます。
学生に任せるのが、楽チンだし、確実です。
シンガポールは美味しいものも宝庫です。基本的に何を食べても辛い。辛いものが苦手な人にはチョッとツライかもしれません。
徹底的な辛党の私には、まさに楽園。
唯でさえ辛い料理に、いろんなチリ・ソースがついてきます。これがまた旨い。
地元の人が驚くほど、いつも様々なチリをかけています。
暑い中、辛いものを食べているから、ビールがまた旨い。
食事中、「Of cause Beer!」の連発です。
といっても少しだけ。いまだ雨季のようです。
今日は稽古の3日目。徐々に学生とも打ち解けてきました。
私がシンガポールで何を教えているかと言いますと、要するに謡と仕舞です。
今は「屋島」の謡と仕舞をやっています。
まあ、英語で教えているのですが、たいした英語はしゃべっていません。
謡は、基本的に一緒に謡ってあげて、「Up more」とか「Down to chu -on(中音)」とか言っているだけです。
仕舞も一緒に動いて、「Imitate me(私のやる通りにやって)」なんて言っているだけです。
あとは、「Raise your right hand(右手挙げて)」とか「Go to Sumi(角へ行って)」
などと、まあ中学生英語です。
ただ、物語の背景とか、型の意味とか複雑なことを質問されると困ります。身振り手振りで何とか四苦八苦しながら教えていました。
ただ今回は素晴らしいことに、授業に通訳が帯同してくれることになりました。
これで、学生に細かなニュアンスまで伝えることが出来ます。
前回までは、学生に注意する時はこうでした。
仕舞が終わる。私は何かコメントを言わなければならない。
「・・・・・・・・・」難しい顔して考えている。(実は、英語が頭の中で繋がらないだけ)
学生は思う。「先生があんな難しい顔をしている。きっと私は怒られるに違いない」
私はなお、「・・・・・・・・・」 (実は、結局何を言っていいのか分からない)
学生と私の間にしばし、緊張が走る・・・・
私「Nearly OK!(まあ、いいでしょう)」 学生は、拍子抜け。
こんな日々でした。文法的には間違ってないのですが、ネイティブにとって不自然な言葉である「Nearly OK」は流行語となりました。日本語で言えば、外人が怪しい発音で、「ほとんど、ダイジョウブ!」なんて言っているものなのでしょう。
2年前に教えた学生は、私の顔を見ると、未だに「Nearly OK」を連発します。
授業は、そんなこんなで通訳付きの快適なものとなりました。
実は、たいへんなのは授業のあとの食事。
一人で食べても面白くないので、学生か学校のスタッフに、どこかお勧めの店に連れて行ってもらいます。
通訳さんは授業が終わったら帰ってしまうので、いよいよ私の怪しい英語が本領発揮します。
まず、食事のときのお約束があります。
学生は必ず最初に、「飲み物は、何にしますか」と聞いてきます。
私は必ず。「Of cause Beer!(もちろん、ビール)」と答えます。
いつも元気よく言っているのが面白いらしく、「Of cause Beer!」もまた流行語となっています。
ビールが来ると、後は学生たちに注文は任せます。
ガイドブックにはまず載っていない、珍しい食べ物の数々が運ばれてきます。
別に、珍しい物が食べたいから注文を任せるのではなく、何を頼んでいいのか全く分からないだけです。
地元の人は、食事はだいたい屋台村みたいな処で食べます。メニュー持って店の人が聞きに来てなんてくれません。自分で好みの屋台から、適当なものを頼んで来るというスタイルです。
慣れないと、屋台の前で右往左往。知らないうちに変なものを買わされてしまいます。
学生に任せるのが、楽チンだし、確実です。
シンガポールは美味しいものも宝庫です。基本的に何を食べても辛い。辛いものが苦手な人にはチョッとツライかもしれません。
徹底的な辛党の私には、まさに楽園。
唯でさえ辛い料理に、いろんなチリ・ソースがついてきます。これがまた旨い。
地元の人が驚くほど、いつも様々なチリをかけています。
暑い中、辛いものを食べているから、ビールがまた旨い。
食事中、「Of cause Beer!」の連発です。
at 23:30│
この記事へのコメント
1. Posted by peacemam 2006年01月15日 21:30
なんだかとても楽しそうですね
ほんとうにお仕事にいらしたのかしら?と思ってしまいました。先生は適応能力が高いのでしょうね、どこにいらしても大丈夫のような気が致します。続きを楽しみにしておりま~す。
ほんとうにお仕事にいらしたのかしら?と思ってしまいました。先生は適応能力が高いのでしょうね、どこにいらしても大丈夫のような気が致します。続きを楽しみにしておりま~す。
2. Posted by 管理人 2006年01月16日 14:52
peacemamaさま
自分で言うのもなんですが、確かに適応能力は高いと思います。
でも、授業は本当に大変なんですよ・・・
インド人に日本の礼儀作法教えても、理解してくれないし・・・
自分で言うのもなんですが、確かに適応能力は高いと思います。
でも、授業は本当に大変なんですよ・・・
インド人に日本の礼儀作法教えても、理解してくれないし・・・