ストックホルムからシーエンから 2

2005年08月28日

シーエンから

ノルウェーは、シーエンからお送りします。

シーエンとは、イプセンの生まれた町。ノルウェーの首都のオスロから南西に150キロほどの田舎町です。

イプセン生誕の地というのが売り物のようでして、泊まっているホテルは「リカ・イプセン・ホテル」、公演を行うところは「イプセン劇場」といった具合。
この地で開かれる、イプセン文化フェスティバルに参加するのが目的です。

日本のガイドブックには載っていないので日本人は皆無。ストックホルムにあれだけあった日本食レストランも無い。(本当にたくさんあった。そこら中にSUSHI BARがある。日本より多いかもしれない。スウェーデン人に言わせると、SUSHIは国民食だそうだ。魚の旨い国なので、きっと美味しいのでしょう)


着く前に、シーエンとは本当に何もない田舎町と脅かされ、また土日は法律でお店がすべて閉まっていると言われていた。
「それは大変。」
皆、慌てふためく。
慌てる理由はそれぞれですが、私にとって大事なのは、今晩のビール。

バスを無理やりマーケットに寄らさせて、それぞれ思い思いに品を買い込む。
私は当然、両手一杯のビールを買ってホクホク顔。
エビやらムール貝などの美味しそうなつまみも買い込んで大満足。
4日間滞在するので、周りが驚くほど買い込んだ。

が、しかしホテルに冷蔵庫がない。ビールは我慢するとしても、食料は全部腐ってしまう。
さあ、困った。

結局、ホテルのレストランの冷蔵庫に無理矢理入れてもらった。いやあ、日本もヨーロッパも、田舎の人は人がいいなあ。


とにかく、周りに何もないので、ホテル内で過ごすしかない。
驚くことに、こんな田舎町なのに、パソコン環境は抜群。ロビーで無線LANが無料で使えるので、ロビーにはパソコンをもった能楽師たちが集結。

皆、忙しそうにパソコンの画面に向かっている。でも、覗いてみるとたいしたことはしていない。日本の新聞チェックしたり、メールを出しまくったり、囲碁ゲームに興じたり・・・

テレビ見ても、何言ってるのかチンプンカンプンなので、ロビーでパソコン見てた方が気が休まる。

もっとも私は、部屋でひたすら寝ている。今日は夕方からリハーサルがあるだけ。多分ずっと寝ているでしょう。

明日から、本番なので、もっと充実したレポートが書けるでしょう。


at 20:14│

この記事へのコメント

1. Posted by hana-san   2005年08月29日 00:31
こんばんわ、久しぶりにブログにきてみました。
そして初めてカキコします。
そしたらいきなりスウェーデンなんですね。
涼しそうだわー。
世界をまたにかけてご活躍できるのは
すばらしいですねー。
楽しみに読んでみます。頑張ってください。
日本文化に通じることが国際的になれるヒケツなんですねー。
今頃気づいたかんじです。
レポート楽しみにしてます。では。
2. Posted by 管理人   2005年08月29日 20:57
北欧は涼しいですよ。
だいたい、最高気温は20度前後。
気候が快適なせいか、時差ボケもなく、体が随分楽です。
ストックホルムからシーエンから 2