2023年02月

2023年02月15日

2023シンガポール第1便 2

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シンガポールに出発前、よく聞かれました。

「今、外国に行くのって簡単なの? 手続きとかたいへんそう」

私もそう思っていました。「まだまだ新型コロナウイルスの世界的な感染流行は終わらないので、きっと様々な手続きが必要になるだろう。」と、覚悟していました。

しかしふたを開けると、驚くほどスムーズ。

まず、航空券は普通に航空会社のホームページで購入できます。
航空券を買うと、外務省のホームページのリンクが張ってあり、世界各国の出入国の条件が調べられます。
それによると、シンガポール入国には英文のワクチン接種証明とオンラインでの入国カードが必要であるそうです。

英文のワクチン接種証明は、マイナンバーカードがあればスマホのアプリで簡単に取れます。
入国カードは、今までは現地(または飛行機の中)で、せこせこ記入いていたものを事前にオンラインで提出出来るので、かえって楽になりました。
おそらく、なるべく人との接触を避けるためと、いつも入国検査の前のテーブルで入国カードをいろんな国の人たちと顔をつつき合わせながら書いていた混雑を避けるためだと思われます。

オンラインで入国カードを提出すると、シンガポール政府からメールが届きます。
この返信メールを入国検査で見せる必要があるそうです。

スマホで政府からのメールもワクチン接種証明も取り出せます。スマホとパスポートがあれば入国検査は通過できるようです。

しかし、スマホは電池切れや紛失の恐れもあります。念のため全ての書類を紙にプリントアウトして用意万端で出かけました。

夜中の0時30分のフライトでしたが、念のため21時ころには羽田空港に到着しました。
その目論見は正しかったようです。

まず、飛行機のチェックインと荷物預かりが長蛇の列。
驚いたのは、チェックインと荷物預かりは全て無人で行われています。これも、人との接触をさけるためと人員削減のためだと思われます。

私も含め、やり方がよくわからないのでどうしたって時間がかかります。
無人のチェックイン機はたくさん空いているのに、一人一人にやり方を説明しています。
しかも、1人か2人のスタッフで全て対応しています。
また、23時台と0時台は深夜のフライトが多いので、手荷物検査なども長蛇の列。
結局入国検査まで終わるのに1時間以上かかりました。

コロナ前は、こんなことありませんでした。もうちょっと何とかした方が良いなあと思いました。

それに引き換え、シンガポール入国いたってスムーズ。
私が入国した日(2月13日)から、シンガポールではコロナに関する全ての規制を撤廃しました。
だから、結果的にワクチン接種証明も必要ありませんでした。

ちなみに、「2月13日から全ての規制をなくす」とシンガポール政府から発表されたのは2月9日。
わずか4日前です。このスピード感がいかにもシンガポールです。

入国検査では、パスポート見せておしまい。入国カードはパスポートに紐づけられているからシンガポール政府からの返信メールを見せる必要もありませんでした。

日本から出国は1時間以上かかりましたが、シンガポール入国は5分もかかりませんでした。


シンガポールも、去年の夏までは世界でも有数のコロナ対策をしていたそうですが、今やその規制は全てなくなりました。
一方、日本ではこれから徐々に緩めていく、その入り口です。その差なのでしょう。

ちなみに、旧正月を盛大に祝うシンガポールでは、まだ正月飾りなどもあります。
とても華やかです。
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kuwata_takashi at 21:00|PermalinkComments(0)

2023年02月14日

2023シンガポール第1便 1

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ただいま、シンガポールに来ています。コロナ禍以来、初めての海外渡航です。

私は、隔年でシンガポールの演劇学校に能を教えに行っております。本来は一昨年に行く予定でした。
しかし、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックにより、2年延期されました。
最近の水際対策緩和により、今年、4年ぶりに行くことが出来ました。


この学校は3年間の演劇学校で、例年は1年生と2年生に能を教えています。
しかし今回は4年ぶりなので、能をまだ稽古していない3年生と、稽古せずに卒業した4年生も加わり、4月年合同の大所帯です。さらに、毎年恒例のオーストラリアの演劇学校からの留学生も加わり、にぎやかです。

内訳は、シンガポール(4人)、マレーシア(2人)、インド(7人)、香港(2人)、フィリピン(3人)、スウェーデン(1人)、マカオ(2人)、オーストラリア(3人)と、8つの国と地域から総勢24人に、能を指導します。
期間は3ヶ月です。

どうなることやら。

様子は、随時紹介していこうと思っております。


kuwata_takashi at 13:36|PermalinkComments(0)

2023年02月10日

父は能楽師

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中学3年生の次男が、道徳の宿題をやっています。
道徳の教科書を見てビックリ。

タイトルは「父は能楽師」

内容は、父親が能楽師である中学3年生のお話です。
まさに、次男と境遇が同じです。

教科書の中の中学生は、学校の総合学習に父親がやってきたことをきっかけに、能のこと、日本文化のこと、自分の将来のことなど考えます。

同じ立場の次男は、授業で注目の的だったそうです。

先生は参考映像として、能「土蜘蛛」の画像を見せてくれたそうです。
小学生の時、能「土蜘蛛」のトモを演じたことある次男は、その時の写真を持って行ったそうです。
調子にのった次男は、クラスメイトに求められて、皆の前で仕舞も披露したそうです。

まったく、このお調子者ぶりは、私の中学時代にそっくりです。



kuwata_takashi at 23:22|PermalinkComments(0)