2020年06月

2020年06月13日

久しぶりのお稽古

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今週から、お弟子さんのお稽古を再開しました。
4月5月と、二ヶ月お休みしましたので、三ヶ月ぶりのお稽古です。

皆様、久しぶりに会います。第一声は、
「元気でしたか?」

そんなことを言い合いながら始まる稽古。
こんな何でもないひと時が、とても大事な事であったんだと、身に沁みます。

まだ、新型コロナウイルスは消えた訳ではないので、出来る限りの感染対策に努めました。

まず、稽古場はしっかり除菌。ドアノブや座布団など、肌が触れるところは徹底的に除菌します。
見台は、お弟子さん毎に入れ替え、除菌。団体クラスなどで入れ替えられないときは、見台に紙を敷いて、飛沫がかからないように工夫します。

私とお弟子さん、団体クラスではお弟子さんとの間には、写真のようにアクリル板を置きます。

団体クラスも、人数が多いところは2クラスに分けて、なるべく密集・密接を避け、距離をとって稽古します。

稽古場の窓は常時開けっ放しです。クーラーをガンガンに効かせて換気しています。環境と電気代には優しくないやり方ですが、この夏はしょうがないかなあ・・・

また、お稽古の時はマスク着用です。
ただ、マスクを尉したまま謡を謡うと息苦しくなってくるので、フェイスシールドを配りました。
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そう、お医者さんなどがしているヤツです。
着けてみると、なかなか快適に謡えます。顔を覆って謡うことで、何となく能面を着けている時の感覚に似ています。

他にも、気がつく限りの対策を練ってお稽古を始めました。

やっと戻ってきた、何でもない日常。
いらっしゃるお弟子さんも、活き活きとしています。

久しぶりのお稽古は、疲れました。
でも、心地よい疲労です。


kuwata_takashi at 11:00|PermalinkComments(0)