2018年09月

2018年09月01日

極上の日本橋「水戯庵」

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8月に、日本橋の「水戯庵」に何度か出演しました。

「水戯庵」については、以前にも記事で紹介しました。

「水戯庵」能公演
詳しくは上の日記をご覧ください。

日本橋で、能を楽しみながら食事とお酒を楽しめる、極上の空間です。

「水戯庵」では、ランチタイム・カフェタイム・ディナータイムと一日に三公演あります。
それぞれに合ったプログラムを用意しています。

さて、カフェタイムとディナータイムの間に4時間くらい間があります。

せっかくだから、日本橋を散策します。これも、「水戯庵」に来た時の楽しみです。
我が家から日本橋は近いのですが、近すぎると意外に行かないものです。

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日本橋の三井記念美術館では、「金剛宗家の能面と能装束」展をやっています。

豊臣秀吉が愛した能面「雪・月・花」の小面。
天下の名面と呼ばれたその三つの小面のうち、「雪の小面」は金剛宗家が現在所有し、「花の小面」は三井財団が所有しています。
「月の小面」は戦災で焼失したとされています。

今回の展示は、現存する「雪」と「花」の小面が久しぶりに再会するという貴重な場となりました。

美術館に入ると、いきなりその二面が並んで飾ってあります。

だいたい、こういった目玉作品は奥の方で大事に展示してありますが、この展示ではいきなり出てきます。
こういった出し惜しみしない展示って、いいですね。

美術館や博物館って、長い間見ていると疲れてきて集中力が落ちてきます。
最初に目玉があると、集中して見れてよいですね。

並んだ二つの小面は、さすがに迫力があります。
豊臣秀吉が愛した能面を、現在の我々もじっくり見ることが出来る。こんなすごいことがあるでしょうか。
「雪」と「花」から出てくる圧倒的なオーラに、たじたじになりました。

他にも、金剛宗家に伝えられる能面や能装束の数々を見ることができました。
とても良い、ひと時を過ごしました。

まだ時間があるので、「水戯庵」を上に上がったところにある、コレド室町で大好評の「アートアクアリウム2018」に行ってきました。
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これは一言でいうと、金魚の美術館。

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こんな具合に、館内が金魚で埋め尽くされています。
それはそれは壮大な景色でした。

写真だと分かりにくいですが、基本コンセプトは和風の作りです。
昔より金魚を愛でていた日本人の美意識を、上手く現代に生かしています。


日本橋って楽しい街ですね。

様々な日本文化が現代に溶け込んで、堪能できます。

そんな中、能などの古典芸能を気軽に楽しめる空間がこの春出現しました。
古くから江戸文化の中心地だった日本橋で、極上のひと時を過ごせます。
「水戯庵」、おすすめですよ。

詳しくは「水戯庵」公式ホールをご覧ください。
「水戯庵」公式ホームページ



kuwata_takashi at 18:33|PermalinkComments(0)