2018年06月

2018年06月30日

夏越しの大祓

今日は、一年の折り返し。

能「水無月祓」でおなじみの夏越しの大祓です。

 

昨日、徳之島より東京に帰ってきました。飛行機が遅れて、家に着いたのは夜中でした。

明日は、また長崎に行きます。東京滞在は今日だけです。

 

今日は妻の誕生日なので、家族で門前仲町へ食事に出かけました。

昨日まで鹿児島にいたのに、鹿児島牛の焼肉屋さんにて誕生日パーティー。

 

何とも色気がありませんが、小学生男子2人連れならば焼肉が妥当でしょう。

 

家族で食事を楽しみ、帰りに富岡八幡宮へ寄ります。

今日は夏越しの大祓で、茅の輪が設えてあります。

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家族円満・無病息災を祈念して茅の輪を家族でくぐりました。

つかの間の東京滞在に、心がホッとします。

 

2018年もはや折り返しです。

後半も張り切っていきます。

 




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2018年06月29日

徳之島 公演

文化庁学校巡回公演 今日は徳之島に来ています。

徳之島は、鹿児島県でも沖縄よりの奄美諸島。鹿児島から500キロ位あるそうです。
鹿児島空港から徳之島空港まで1時間の飛行時間。とても同じ県内の移動とは思えません。

日本地図を見ながら思います。
日本で一番面積が広い都道府県は文句なく北海道だけど、端から端まで一番距離があるのは鹿児島県じゃないかな。
いやよく見ると、小笠原諸島まで含めると東京都でした。


舞台道具などは、運送業者の方が鹿児島からフェリーで運びました。
何と15時間もかかったそうです。

この徳之島にも西郷隆盛は流されています。
大きなフェリーで15時間です。小さな船で一体何時間かかるのでしょうか?
そう思うと、「西郷どん」をみると、西郷隆盛の境涯により同情します。

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公演まで時間があったので、島内を観光しました。

昨日までいた梅雨空の鹿児島とはうって変わって、美しい海に突き抜ける青空。
まさに南国です。

ここ徳之島には、かの戦艦大和の慰霊碑があります。
大和から最後の電報は、「ただいま徳之島沖を航行中」だったそうです。

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この美しい景色の中にたたずむ慰霊碑。
言葉に尽くせない想いが心をよぎります。


公演は徳之島町文化会館ホールにて、島内の中学合同で行われました。
こういう、離島での公演こそ、文化庁学校巡回公演のだいご味です。

徳之島の子供たちに、日本の誇る能と狂言をキチンと見てもらう。
とても意義深い公演です。

こういった機会に参加できることを、嬉しく思います。



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2018年06月27日

「西郷どん」を辿って

今日は、鹿児島県薩摩川内市にて午前公演。2時過ぎにはホテルに戻ってきました。

今、鹿児島では大河ドラマ「西郷どん」と明治維新150年から、西郷隆盛や大久保利通が大ブームのようです。
街中で関連イベントなどやっています。

ホテルの近くに、ゆかりのスポットがたくさんあるそうなので、兄弟子と散策に出かけました。

まず出かけたのが「西郷どん 大河ドラマ館」
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完全に大河ドラマブームを見込んだテーマパークです。

「西郷どん」は、実に面白いと思います。
大河ドラマは最近、斜めから取り上げたり奇をてらったテーマや設定に走っているような気がします。
そんな中で、久しぶりに本格的な題材と、まっとうな歴史ドラマなので、毎週楽しみに見ています。

せっかくだから、ぶーむに乗せられて行ってみました。

この展示の中では、大河ドラマで使われた小道具や、セットの模型などが並んでいます。
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この辺りは、熱心な視聴者ならどこで使われていた小道具かわかると思います。

また、セットではお決まりの写真コーナーもあります。
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兄弟子と、西郷隆盛と大久保利通の衣装を着て、なりきってみました。


大河ドラマ館を出て、近くを散策しました。
あちこちにこんな碑があります。

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順に、西郷隆盛・大久保利通・東郷平八郎の生誕地の碑です。

「大河ドラマ館」が建てられている場所は、加治屋町とといいますいう町ですが、ここは数々の偉人が輩出した街なのです。

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西郷隆盛・大久保利通・村田新八・大山巌・東郷平八郎・山本権兵衛・・・・
みんな歴史の教科書に出てくる人です。

そういった面々が、ほぼ同じ時期に、同じ町内で生まれたということは、奇跡的なことです。
たぶん、町内別偉人輩出ランキングなるものがあったら、加治屋町は、ぶっちぎりのトップでしょう。

「西郷どん」では、これらの人たちが幼馴染で、共に勉強に武芸に励むシーンが出てきます。
明日の日本を夢見て、切磋琢磨していた子供時代。
景色は全く変わっていますが、この場所で西郷隆盛や大久保利通らが少年時代に駆け回っていたのかと思うと、ジーンときます。

ちなみに、それぞれの家の位置関係はこんな感じ。

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こんなに密集しています。

特に、現在の鹿児島中央高校の周りは凄いです。
何と校内に、村田新八・井上良馨・篠原国幹・東郷平八郎の生誕地があります。

こんな学校で歴史の勉強したら、さぞかし楽しいでしょうね。



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2018年06月26日

文化庁学校巡回公演 鹿児島

文化庁学校巡回公演、今週は鹿児島に来ています。

昨日の月曜日は、富士でお弟子さんのお稽古。

いつもより早めに初めて、4時頃富士を出ます。
さあ、長旅の始まりです。

新富士駅から新幹線に乗り、品川から京急線に乗り換えて羽田空港。
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飛行機で宮崎ブーゲンビリア空港へ行き、そこから特急で1時間半。

最初の目的地・宮崎県延岡市に着いたのは、夜11時。富士を出て7時間かかりました。

今日は、延岡で公演してから、バスにて鹿児島に移動です。
3時間あまりバスに揺られて鹿児島到着。

もう、腰と背中はバキバキです。

今週は移動ばかりしています。
鹿児島で2日間公演をしたら、木曜日には徳之島に移動です。

さあ、頑張って乗り越えるぜえ。




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2018年06月22日

子供の通っている小学校にて能講座

文化庁学校巡回公演にて九州を行き来していますが、その合間に地元の小学校に行ってきました。

 

この小学校では毎年6年生を対象にお話しさせて頂いています。

日本文化を大切にする学校でして、先月には「子ども落語会」が行われ、来週は「茶道体験」まであります。

和太鼓クラブが派手に活動しているし、運動会の昼休みにはオリジナルの盆踊りまで踊ります。

 

今年で5年目を迎えるこの能講座ですが、今年初めて長男の前での授業となりました。

 

私はまあ、いつも通りお話ししました。

長男の前といっても、100人以上いる6年生の中の一人ですので、ほとんど意識することはありません。

 

子供たちは違ったようです。

自分たちの同級生の父親が話しているので、身近に感じられるのでしょう。例年より食いつきが良いようです。

 

最後に「船弁慶」のビデオをダイジェストで見せましたが、子方で出演している長男の姿に、喝采があがります。

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全然関係のない遠い世界の人が演じているのではなく、自分たちの同級生が出ている能に親しみを覚えてくれたようです。

 

いつも、学校公開などで授業を受けているのを見ている子供たちに、今度は授業をするのも変な感じです。

何となく、様子が分かっている子供たちの前で、話しするのは刺激的です。

 

長男は、さすがに照れている様子。

色んな友達から、「スゴイねえ」などと言われたようです。

 

でも、家で「どうだった?」と聞いても、

「べつに・・・・」

 

まあ、思春期の始まりだから、だんだん家でしゃべらなくなってきます。

でも、何日も前から楽しみにしていたことは、様子を見ていれば分かります。

 

まあ、長男にとっても良い授業だったようです。




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