2018年04月
2018年04月30日
深川ファミリーソフトボール大会

今年も、恒例の深川ファミリーソフトボール大会に参加しました。最近、このソフトボールくらいしか運動らしいことはしていません。
子供二人も参戦です。
上記の写真のように、カープのユニフォームを着て格好だけはいっちょ前ですが、基本的に運動音痴です。
ただ、このソフトボール大会では子供は無条件で打たせてもらえます。
だから、ウチの子供でも必ず活躍できます。
深川から16町会が集まって、和気あいあいとソフトボールを楽しみます。
各チーム、女性と子供を必ず出場させなければならないので、真剣勝負にはなりません。
大人も、ビール片手にのんびりプレーです。
中には、区会議員や都議会議員やお相撲さんなんかも参加しています。
この雰囲気、いいですね。
私も、なまった身体に鞭打って参加しました。
打つ方は、まだ出来るのですが、守備と走塁は全くダメです。
ちょっと走ると息があがります。
わが町会は、16チーム中12位といつも通りの微妙な成績でした。
kuwata_takashi at 15:17|Permalink│Comments(0)│
2018年04月28日
水戯庵 能公演
![DSC_0240[1774]](https://livedoor.blogimg.jp/kuwata_takashi/imgs/1/3/13f62fee-s.jpg)
この3月に、日本橋にオープンした話題の「水戯庵」に初めて出演してきました。
コレド室町に隣接する福徳神社の地下に出来た、新しい劇場型レストランです。
能や狂言をはじめとして、日本舞踊や琉球舞踊など、様々な古典芸能を楽しみながら食事をする高級ラウンジです。
高級感あふれる洒落た店内の真ん中に、このような能舞台が設えてあります。
そこで古典芸能を見た後、ゆっくり食事が出来ます。
これは素晴らしい空間ではないでしょうか。
この様な店は日本では少ないのではないでしょうか。
スペインに行ったとき、フラメンコを見て食事を楽しむレストランに行きました。
また、芸能の島バリ島では、バリ舞踊のショーを見ることが出来るレストランはいたるところにあります。
日本にもこんな店があればよいのにと常に思っていました。
この水戯庵はおすすめです。
知的好奇心と、お腹が同時に満たされます。
詳細や公演スケジュールは、下記ホームページをご覧ください。
水戯庵 https://suigian.jp/
kuwata_takashi at 18:43|Permalink│Comments(0)│
2018年04月21日
私はカゼ、息子は捻挫
「望月」が終わって一週間、ホッとしたのか、カゼをひいてしまいました。
大役が終わった後、体調を崩すことはよくあります。
やはり、舞台の前は気持ちが張っているから、カゼのウィルスを寄せ付けないのでしょう。
終わると、気が抜けるのでウィルスにやられちゃうのです。
「望月」の子方を終えた次男は、学校でふざけていて捻挫してしまいました。
これは気が抜けた訳ではなさそう。
友達とふざけて、高いところから飛び降りて捻挫したようです。
自分にも経験がありますのでよくわかります。
男の子は意味もなく高いところから飛び降りたりします。
捻挫した後、体育でバスケットをやり、レクリエーションでドッチボールをやっているうちに悪化してしまい、歩けなくなるくらい痛くなってしまいました。
いやあ、「望月」が終わった後で良かったです。
思えば次男は、2月に「桜川」の子方を終えた後も、立て続けに捻挫してインフルエンザにかかって胃腸炎になりました。
舞台の後はイロイロおこります。
私も子供も気を付けます。
大役が終わった後、体調を崩すことはよくあります。
やはり、舞台の前は気持ちが張っているから、カゼのウィルスを寄せ付けないのでしょう。
終わると、気が抜けるのでウィルスにやられちゃうのです。
「望月」の子方を終えた次男は、学校でふざけていて捻挫してしまいました。
これは気が抜けた訳ではなさそう。
友達とふざけて、高いところから飛び降りて捻挫したようです。
自分にも経験がありますのでよくわかります。
男の子は意味もなく高いところから飛び降りたりします。
捻挫した後、体育でバスケットをやり、レクリエーションでドッチボールをやっているうちに悪化してしまい、歩けなくなるくらい痛くなってしまいました。
いやあ、「望月」が終わった後で良かったです。
思えば次男は、2月に「桜川」の子方を終えた後も、立て続けに捻挫してインフルエンザにかかって胃腸炎になりました。
舞台の後はイロイロおこります。
私も子供も気を付けます。
kuwata_takashi at 17:45|Permalink│Comments(0)│
2018年04月14日
「望月」御礼

自己研鑽のために立ち上げた、「桑田貴志 能まつり」もいよいよ9回目を迎えました。
今年は「望月」に挑戦です。
今回は、開場一周年を迎える銀座・観世能楽堂にての開催。
有り難いことに、ひと月前には完売御礼となりました。
当日の見所は、見渡す限りぎっしりのお客様。大変うれしく思います。
ご来場の皆様、ありがとうございます。
「望月」は、重習の大曲。覚悟を持って舞台に臨みました。

まるで現代演劇のような劇的な展開の前半は、とにかくコトバを力強く発することを心掛けました。
この能のシテ・小澤友房は、腹の座った格好いい男です。
前半の主君の妻と子に対するシーンでは、義理に厚い男として恭しく演じてみました。
子方がシテに父の面影をみてすがりつくシーンは、前半の名シーンです。
しみじみとした場面なのですが、自分の子供が相手だと、何だか照れてしまいます。
![30223181_945422385624326_198898509_o[1] (2)](https://livedoor.blogimg.jp/kuwata_takashi/imgs/7/b/7b93f3b7-s.jpg)
このしんみりとしたムードを、切り裂くように、ワキの望月秋長とアイの望月の下人が登場します。
ここから物語は、がらっと変わります。
雰囲気を一気に変えなければならない、ワキとアイの存在はとても大事です。
ワキは、存在感がピカイチの森常好師にお願いしました。登場しただけで空気が変わります。
アイは主人の名前をうっかり漏らすなど、悪役ながらユーモラスな役です。
アイは中入の時、アイ語をすることが主な役割なので、シテと絡むことはあまりありません。
ただ、「望月」ではシテもやツレと多くコトバを交わし、物語のキーパーソンです。
今回は、野村萬斎師にお願いしました。絶妙な間合いで物語を進めて下さいました。
ワキ・アイの至芸に引っ張られ、緊迫感を持って演じることが出来ました。
能の体裁ギリギリのケレン味でやってみました。
ちょっとやり過ぎたかと思いましたが、あとでDVDを見るとそうでもなかったです。
むしろ、もっと思い切りやっても良かったかと思います。
やり過ぎくらいで丁度良いのですね。
後半、獅子の顔をかたどった獅子頭という特別な被り物をします。
この獅子頭には、特別な口伝がたくさんあり、シテが自ら作成することになっています。
師匠から作り方を習い、先輩から助言を受けて、自分で作成しました。首尾よく出来たと思います。
最初、乱序という登場音楽で出てきて橋掛かりの欄干に足をかけるシーンはこの能の見せ場です。
チラシの絵にもその場面が描かれています。
上からすっぽりと装束を被っているので、前が全く見えません。
申合の時は、感覚でうまい場所に行けたのですが、当日は行き過ぎてしまいました。
せっかくの格好いい型なのに、大失態です。
「獅子」の舞が始まりました。この能の眼目です。
ここでアクシデントがおこりました。
獅子頭が、前にずれてしまったのです。前が全く見えなくなってしまいました。
![30421580_945422518957646_73939597_n[1]](https://livedoor.blogimg.jp/kuwata_takashi/imgs/d/1/d170a203-s.jpg)
もっとも、普段は能面を着けていることを思えば、足元が見えている分、そんなに舞い難くはありません。
それよりも、獅子頭がすぽっと抜けてしまわないか心配でした。
前にかかっている位なら、たいした問題ではありませんが、頭から外れてしまったら大惨事です。
祈るような気持ちで舞っていましたが、幸い抜けることなくクライマックスです。
厚板を被って、獅子頭を脱ぐシーンは上手くいきました。
申合では時間がかかってしまったので、工夫してやり方を変えてみました。
首尾よく仇討ちを果たし、幕に入るとドッと疲れました。
やはり「望月」は大曲です。
この能は、子方も難しい役です。
コトバも所作も多く、シテやツレ・ワキ・アイともにからんで演技を行い、各役との間合いを図るのも大変です。
そして「鞨鼓」という難しい舞も舞います。
今回は次男の大志郎が堂々と演じていました。
長男は、この子方を2回演じています。カッコイイ役ですので、次男はずっと自分もやりたかったようです。
次男の稽古を始めてビックリしました。
謡も所作も、ほとんど知っているのです。
例えば「ここで右向いて」と言おうとしたら、言う前に右向いているのです。
どうやら、長男の稽古を見ているうちに覚えてしまったようです。
いやあ、子供ってすごいですねえ。
私なんて、何べん聞いても覚えられないのですが、、、
能が大好きな次男は、気が付くと能ごっこをしています。
最近は、居間で赤いバスタオルを頭に巻いて、顔は手拭いでかくし、タオルケットを頭から被って獅子を舞っています。
「望月」のシテになりきっているようです。
彼にとって能の稽古は、遊びの延長のようです。
今回の子方では、最後に予期せぬアクシデントがありました。
周りの大人のミスだったのですが、彼は慌てず騒がず、最良の対処をしました。
お客様の何人かに聞きましたら、アクシデントがあったことすら気が付かなかったそうです。
あの状況で、良く落ち着いて対処したものです。たいした舞台度胸です。
全体的には、少々悔いの残る舞台でした。
でも、舞台にやり直しはありません。
この演技を、今回の「望月」の舞台成果として刻まなければなりません。
これが一期一会の舞台芸術の厳しさです。
胸に刻みたいと思います。
kuwata_takashi at 23:00|Permalink│Comments(0)│
2018年04月13日
「望月」前夜

いよいよ明日は、第九回「桑田貴志 能まつり」です。
回を重ねて九回目の自主公演は、開場一周年を迎える 銀座・観世能楽堂で行います。
今週の月曜日に、申合が終わりました。
やはり、新しい舞台は気持ち良いですね。
「望月」はやはり大曲です。
一瞬たりとも気の抜けない緊迫した能です。
申合で様々な課題も見つかりました。本番は首尾よくいきたいですね。
今日は、午後から仕事をオフにしました。
少々喉の調子が悪いので用心のために病院に行き、整体で体をほぐし、自身の最終の調整を兼ねた稽古などしているうちに慌ただしく時が過ぎます。
子供が学校から帰ってきたら、直面の舞台なので親子で散髪に行き、さっぱりしたところで、子供の稽古です。
もう子供は、すっかり出来上がっているので最終確認のみです。
食事後は、明日の装束の準備に取り掛かります。。
「望月」は、他の能より準備が大変です。やっと終えて時計を見ると、はや11時です。
さあ、明日に備えて、ビール飲んでもう寝ます。
明日は、今までの稽古の成果を思う存分出し切り、良い舞台にしたいと思います。
kuwata_takashi at 23:45|Permalink│Comments(0)│