2013年08月
2013年08月29日
2013年08月14日
能奉納「高砂」 御礼
毎年、江戸三大祭り、深川八幡祭りでさせて頂いております「能奉納」も、気が付くと今年で5回目です。
今年は、5回目を記念して祝言第一級の「高砂」を演じました。
「芸能の原点は祭りにあり」
日本民俗学の巨人・柳田國男のこの言葉を元に、社中の会は「茉莉会」、主催公演は「能まつり」と名乗っている私にとって、深川八幡祭り 能奉納は特別なものです。
今年も、いつものように冒頭に私の社中の仕舞と連吟をいたしました。
深川八幡祭りは、地域に開かれた祭りです。
玄人の演能以外に、こうした一般の愛好者が舞台に上がることは、まさにお祭りならではのことです。
今年は、長男に続いて次男も仕舞をさせました。
次男は能奉納デビューでした。
この日は、午後4時半開演。
35度を記録した日中の暑さがまだまだ残ります。
仕舞をやっている頃は、西日を正面に受けて汗ダクダクでした。
ところが、5時くらいになって日が陰ってからは、グッと涼しくなりました。
(といっても暑かったですけど)
社中の方々の発表も滞りなく終わって、ホッとしたところで、いよいよ「高砂」です。
この能は、何度かさせて頂いているので、思いきって出来ました。
とにかく祝言の気持ちをもって爽やかにいたしました。
今年も、多くのお客様にお越しいただきました。
回を重ねるにつれ、徐々に深川の街に浸透してきたように思います。
いづれは深川名物となるよう、頑張って育ててゆきたいと思います。
2013年08月11日
子供神輿連合渡御
今日から深川は祭りウィーク。
子供神輿連合渡御を皮切りに、「深川八幡祭り」の開始です。
深川各町から集まってきた50基ほどの子供神輿が、天下の永代通りを封鎖して連合渡御を行います。 たぶん、1万人を超す祭り装束に身を包んだ子供たちで、永代通りは覆い尽くされました。 だいたい、子供神輿は大人の本神輿のついでの扱いを受けることが多いのですが、ここ深川では違います。 富岡八幡宮の前では、江東区長と富岡八幡宮宮司を前に、子供だけによる「モミ技」や「サシ技」も披露。 早くも、粋な深川神輿を見せてくれます。 ただ、東日本大震災の影響で、一昨年の「本祭り」が去年に延期になりました。 来年は、本来の「本祭り」の年です。 神社としては、富岡八幡宮の名物の本社神輿が渡御される「本社祭り」をやりたかったに違いありません。 何といっても、富岡の本社神輿は日本一の大きさを誇る神社の名物です。 これが渡御される「本社祭り」は凄い迫力です。 なんと、「本社祭り」を飛ばしてしまったのです。 次代の深川八幡祭りを担う子供たちを、何よりも優先したのです。 3年後には子供ではなくなってしまう子供もたくさんいます。 大人の楽しみより、子供の経験を優先させる深川の街が私は大好きです。 こうして、深川の「祭りDNA」は受け継がれてゆくのでしょう。 深川では、子供神輿にも容赦なく水をかけます。 今年は、威勢よく神輿を担いでいます。 さあ、気持ちを切り替えて頑張るぞ。
この日の主役は、時代を担う子供たち。
子供たちが堂々と神輿を担いで、永代通りをかっ歩します。
深川八幡祭りは、「本祭り」→「本社祭り」→「子供祭り」の順で廻っていきます。
ですから、「本社祭り」か「子供祭り」のどちらかを飛ばさなければなりません。
でも、神輿総代会は「子供祭り」を選びました。
大人にとっての3年はあっという間だけど、子供にとって3年は長大なものです。
後方にある普通の子供神輿より、子供たちには、東京五輪招致成功を祈った「ドラえもん神輿」の方が大人気でした。
3年前は、神輿の後ろを、水をかけられて泣きながら歩いていた私の長男と次男。
早朝から付き添って、子供達の成長を見送ると、後ろ髪引かれながら、矢来能楽堂に向かいました。
今日は九皐会定例会です。
2013年08月04日
深川の夏 祭りの夏
先週の、東となりの町会の盆踊りで、幕開け。
この土日は、私が住んでいる町会の盆踊り大会。
ちなみに、明後日から2日間、北となりの盆踊り。
来週末は、深川八幡祭りの、子供神輿連合渡御。
14日は、おなじみの「深川八幡祭り 能奉納」
15日は、深川バロン倶楽部にて、バリ舞踊の奉納。
17・18日は、地域の小学校学区の連合盆踊り大会。
24・25日は、南となりの町会の盆踊り・・・
毎日のように、浴衣や半纏でお出かけです。
今年の我が町会の盆踊りは、夜に仕事がなかったので、連日参加です。

この炎天下の中、延々と焼きそば作っていました。
櫓の周りでは、狂乱の盆踊りが続きます。
演奏は、富岡八幡宮氏子太鼓の「葵太鼓」さんと、地元の中学の和太鼓部。
深川の人は、とにかく盆踊りが大好きです。
中学生も、演奏がないときは、踊ります。

赤ん坊を連れていても関係ありません。

挨拶に見えた、区長や国会議員も踊ります。

警備の警官も、気が付いたら踊っています。

毎年のことながら、8月のこの日記は、「能楽師日記」ではなく、
「深川お祭り日記」になります。
毎度ながら、狂乱の月になりそうです。