2012年01月
2012年01月31日
御用邸能楽サロン・富士能楽サロン
昨晩、徳島から最終の飛行機で東京に帰ってきたら、空港の駐車場に置いてあったクルマに乗って、一路沼津へ。
今日から「御用邸能楽サロン」と「富士能楽サロン」が始まります。
御用邸では、早くも5回目の能楽サロンです。
そして富士では初めての能楽サロン。
朝10時から始まるので、大事をとって前日から沼津入りしました。
この時期は、たまに雪などで東名高速が御殿場あたりで通行止めになったりするのです。
今朝、寝ぼけ眼で沼津のホテルで歯磨きしながら思いました。
「今、どこにいるんだっけ? 今日は何する日だっけ?」
たまに分からなくなります。
一昨日は、国立能楽堂で仏倒れをし、昨日は徳島の小学校で寒さに震えながら学生能をし、今日は沼津と富士で能楽サロン。
相変わらず、一貫性のない日々を送っています。
今回の能楽サロンは、初めて正月から春にかけての開催です。
初回の感じは、手ごたえ上々。
楽しく、能に親しんで頂けるよう、工夫を凝らしてやっていきたいと思います。
今日の様子を、静岡新聞と、岳南朝日新聞が取材に来てくださいました。
明日か明後日あたり、新聞に掲載されると思います。
今日から「御用邸能楽サロン」と「富士能楽サロン」が始まります。
御用邸では、早くも5回目の能楽サロンです。
そして富士では初めての能楽サロン。
朝10時から始まるので、大事をとって前日から沼津入りしました。
この時期は、たまに雪などで東名高速が御殿場あたりで通行止めになったりするのです。
今朝、寝ぼけ眼で沼津のホテルで歯磨きしながら思いました。
「今、どこにいるんだっけ? 今日は何する日だっけ?」
たまに分からなくなります。
一昨日は、国立能楽堂で仏倒れをし、昨日は徳島の小学校で寒さに震えながら学生能をし、今日は沼津と富士で能楽サロン。
相変わらず、一貫性のない日々を送っています。
今回の能楽サロンは、初めて正月から春にかけての開催です。
初回の感じは、手ごたえ上々。
楽しく、能に親しんで頂けるよう、工夫を凝らしてやっていきたいと思います。
今日の様子を、静岡新聞と、岳南朝日新聞が取材に来てくださいました。
明日か明後日あたり、新聞に掲載されると思います。
2012年01月30日
2012年01月29日
夜討曾我 十番斬
のうのう能別会にて、「夜討曾我 十番斬」がでました。
「夜討曾我」は、曾我兄弟の仇討ちに題材をとった能です。「十番斬」の小書がつくと、斬られ役の郎党が10人登場して、時代劇さながらに曾我兄弟はバッサバッサと斬りまくります。
登場する立ち役は、総勢21人。
現行曲の中で、一番多くの人数が出てくる大スペクタクル能です。
私は斬られ役の一人として出演しました。
能では、チャンバラのことを斬り組と言います。
この斬り組は、型付けの様なものは無く、その都度斬られ方を考えます。
やはり男の子の能楽師は、喜んで斬り合います。
もう一つの見せ場は、斬られ方。
皆工夫して、斬られていきます。
ノーマルなのは、安座。
空中で足を胡座の様に組み、そのまま舞台に着地する躍動的な技です。
後は、仏倒れ。
直立したまま、後ろ向きに倒れる大技です。
これは、後頭部直撃の危険のある危ない技です。
ちょっと身体のキレる人は、前宙です。
前方にとんぼ返りする派手な技。
その他、前方仏倒れなど様々の技があります。
私は、いつもは前宙をすることが多いのですが、今回は仏倒れに挑戦しました。
久々だったので、前日に家で布団を敷いて練習しました。
笑えないことに、負傷する人もたまにいるのです。
今回は、ちょっと頭を打ちましたが、概ね上手く斬られたように思います。
40歳なったので、そろそろ危ないことは止めようと思うのですが、ついやってしまうのですよねぇ。
「夜討曾我」は、曾我兄弟の仇討ちに題材をとった能です。「十番斬」の小書がつくと、斬られ役の郎党が10人登場して、時代劇さながらに曾我兄弟はバッサバッサと斬りまくります。
登場する立ち役は、総勢21人。
現行曲の中で、一番多くの人数が出てくる大スペクタクル能です。
私は斬られ役の一人として出演しました。
能では、チャンバラのことを斬り組と言います。
この斬り組は、型付けの様なものは無く、その都度斬られ方を考えます。
やはり男の子の能楽師は、喜んで斬り合います。
もう一つの見せ場は、斬られ方。
皆工夫して、斬られていきます。
ノーマルなのは、安座。
空中で足を胡座の様に組み、そのまま舞台に着地する躍動的な技です。
後は、仏倒れ。
直立したまま、後ろ向きに倒れる大技です。
これは、後頭部直撃の危険のある危ない技です。
ちょっと身体のキレる人は、前宙です。
前方にとんぼ返りする派手な技。
その他、前方仏倒れなど様々の技があります。
私は、いつもは前宙をすることが多いのですが、今回は仏倒れに挑戦しました。
久々だったので、前日に家で布団を敷いて練習しました。
笑えないことに、負傷する人もたまにいるのです。
今回は、ちょっと頭を打ちましたが、概ね上手く斬られたように思います。
40歳なったので、そろそろ危ないことは止めようと思うのですが、ついやってしまうのですよねぇ。
2012年01月14日
「深川能舞台 謡初め」の式
今日は、「深川能舞台 謡初め」を行いました。
深川に引っ越して最初の正月に続いて、2度目の開催です。
前回の模様は、下記をクリックして下さい。
http://shitashimu.dreamlog.jp/archives/51395673.html
きっかけは、11月の町会バーベキュー大会の時でした。
(深川の町会は、とにかくイベントが多く、もちつきやらバーベキューやらしょっちゅうやっています。)
その時、町会の副会長とお祭りの神輿総代から、
「能がどんなものか、是非見てみたい。でも全くの初心者だから、分かりやすくお話してほしいなあ」
「あなたの家にある、深川能舞台というものも、どんなものか見てみたいなあ」
バーベキューで肉をつつきながらそんな話になり、
「よし、それでは我が家で町会の人を集めて能の紹介講座をしましょう」
と話が盛り上がったのです。
下町のイベントは、大半がこんな酒飲み話から発展することが多いようです。
その時点で、年内はスケジュールが一杯だったので、新年に「謡初め」として行うことにしました。
深川では、年末年始はイベント盛沢山です。
12月の1週目から毎週どこかの町会で「もちつき大会」が行われます。
深川の人間は、毎週末つきたての餅を頬張りながら、朝っぱらから酒をかっくらっています。
年末には恒例の、夜警(「火の用心」と叫びながら、町内を回るアレです)があります。
夜、詰め所に集まって子供が1回、大人が2回町内を巡回します。
その合間には、詰め所で大宴会。
感覚的には、飲んでる合間に、ちょっと町内を「火の用心」と騒ぎながら散歩している感じです。
年が明けると、町内各地で地元のお囃子グループ、六和囃子響美会や、砂村囃子などの獅子舞が行われます。
「清澄庭園」「江戸資料館」はたまた、町会長の家の前とか・・・
路上には「深川七福神」の参拝客があふれ、とても華やいだ雰囲気になります。
そして、今年は6日には町会の新年会。8日にはお祭りのグループ「睦会」の新年会と、宴会がたて続きます。
そんな風に自然と人が集まってくるところで、何となく「深川能舞台 謡初め」を吹聴しました。
口コミの街。深川では、それだけで人が集まります。
そんなこんなで、賑やかに行うことが出来ました。
何と、地元選出の国会議員の先生までお運びくださいました。
最初にざっと能の話をして、あとはおめでたい謡と舞を披露しました。
一番、拍手喝さいだったのは、長男(5歳)の仕舞。
やっぱり子供と動物にはかなわないなあ。。。
それにしても、近所の人を集めて能を紹介出来るって、素晴らしいことだなあと思いました。
私たち家族は、深川に引っ越して来て、地域に育てられているなあと実感しています。
大好きな街・深川。
その街に、ちょっとだけ地域貢献させて頂けたかなと、少々気分が良いです。