2011年06月
2011年06月18日
15周年と白寿
今日は、横浜能楽堂で企画公演。
「江戸の祝い」と題され、「翁」観世喜之・「江野島」観世喜正が上演されました。
この催しは、横浜能楽堂開館15周年と、横浜能楽堂館長の山崎有一郎氏の白寿を祝ってのものです。
「江野島」には、「道者」という小書が付いて一層華やかになりました。
「道者」は、替えの間狂言で、狂言方が大挙して舞台に出てきて、面白かったですね。
この間狂言には、そのために地謡と後見も出てくるなど、かなり大掛かりなもの。
時間も30分近くかかりました。
私は、「翁」も「江野島」も地謡でした。
ハア・・・
疲れました。
だいたい、「翁」が出るときは楽屋はたいへんな緊張感に包まれます。
支度も特別なものがたくさんあり、本当に忙しい。
そして今日はもう一番が「江野島」という上演が稀な曲です。
ここのところ覚え物が続いていますが、その中でも最大のヤマがこの「江野島」でした。
上演時間も長く、終演後は精も根も尽きたという感じです。
長い一日はまだ続きます。
終演後、お茶の水に移動して、夜7時から9時まで臨床美術士協会の「身体表現研究」の講座。
受講生たちに仕舞を教えていると、足が笑っています。
金曜日、のうのう能「杜若」
土曜日、横浜企画公演「翁」「江野島」
日曜日、鎌倉県民能別会「自然居士」「葵上」
月曜日、若竹会稽古能「女郎花」
この4日間で6番の能の地謡を謡います。
やっと、中日が過ぎました。。。
本日は、東日本大震災から百ヶ日です。
「翁」には、鎮魂の意味もあるように思います。
天下泰平・国土安穏
謹んでご冥福をお祈りいたします。
「江戸の祝い」と題され、「翁」観世喜之・「江野島」観世喜正が上演されました。
この催しは、横浜能楽堂開館15周年と、横浜能楽堂館長の山崎有一郎氏の白寿を祝ってのものです。
「江野島」には、「道者」という小書が付いて一層華やかになりました。
「道者」は、替えの間狂言で、狂言方が大挙して舞台に出てきて、面白かったですね。
この間狂言には、そのために地謡と後見も出てくるなど、かなり大掛かりなもの。
時間も30分近くかかりました。
私は、「翁」も「江野島」も地謡でした。
ハア・・・
疲れました。
だいたい、「翁」が出るときは楽屋はたいへんな緊張感に包まれます。
支度も特別なものがたくさんあり、本当に忙しい。
そして今日はもう一番が「江野島」という上演が稀な曲です。
ここのところ覚え物が続いていますが、その中でも最大のヤマがこの「江野島」でした。
上演時間も長く、終演後は精も根も尽きたという感じです。
長い一日はまだ続きます。
終演後、お茶の水に移動して、夜7時から9時まで臨床美術士協会の「身体表現研究」の講座。
受講生たちに仕舞を教えていると、足が笑っています。
金曜日、のうのう能「杜若」
土曜日、横浜企画公演「翁」「江野島」
日曜日、鎌倉県民能別会「自然居士」「葵上」
月曜日、若竹会稽古能「女郎花」
この4日間で6番の能の地謡を謡います。
やっと、中日が過ぎました。。。
本日は、東日本大震災から百ヶ日です。
「翁」には、鎮魂の意味もあるように思います。
天下泰平・国土安穏
謹んでご冥福をお祈りいたします。
2011年06月11日
日帰り旅芸人
この一週間は、あちこち行きました。
まず5日の日曜日は、鎌倉にて県民能。これはプチ旅行ですね。
そうは行っても東京駅から横須賀線で1時間。鎌倉駅から江の電に乗ると、立派な旅気分。
本来は、前日4日は宮城県白石市で能公演があったのですが、今回の震災で残念ながら中止でしたので、旅のスタートは鎌倉です。
6日の月曜日は、長野県上田市で、中学生を対象とした能講座のお手伝い。東京駅から長野新幹線で、1時間半。
7日は沼津稽古。自家用車を飛ばし、自宅から約2時間。
一日はさんで9日は、大阪にて師匠の素人会の申合。
飛行機にて、羽田空港より1時間。
10日は九皐会申合と江東区文化センターの講座があるので、大阪よりトンボ帰り。
11日は、大阪の素人会の当日。やはり日帰り。
新幹線やら飛行機やら車で高速をかっ飛ばしたり・・・
あちこちの移動は疲れます。
疲れるのですが、どこかで喜んでいる自分がいます。
もう数え切れないほど乗っている飛行機や新幹線ですが、乗る時はすこしだけドキドキします。
ほんの少しですけど、ワクワク旅気分です。
沼津と富士宮・富士の稽古で月4回行っている静岡への高速道路の旅も、わずかですが、ワクワクします。
私は、旅が好きなんだなあ。
いや、旅というより乗り物が好きなのかも知れません。
そういえば、まわりの能楽師にもそういう人が結構います。
あちこち移動するにあたって、飛行機や新幹線や特急電車の経路にやたら詳しい人や、飛行機や新幹線の車体の型番なんかをスラスラという人などよく見かけます。
移動は正直めんどくさいのですが、心の片隅ではワクワクしているのって、何なのですかねえ。
その答えは、息子達を見てればなんとなく分かるような気がします。
今年5歳と4歳になる息子達は、そろって乗り物が大好き。
車や電車や飛行機のおもちゃで延々と遊んでいます。
朝、私が出掛ける時、聞いてきます。
「お父さん、今日どこ行くの?」
「長野だよ」
「何で行くの?」
「新幹線だよ」
「うわー。新幹線!!!」
「今日はどこでお仕事?」
「大阪だよ。飛行機で行くんだよ」
「やったー!!! 飛行機!!!」
私が新幹線や飛行機に乗ると言ったら、意味もなく大はしゃぎする息子達を見ると、これは男の子に普遍的なDNAなのではないかと思ってしまいます。
ちなみに、女の子は全然違うそうです。
確かに、保育園に行くと、男の子は電車や車で遊んでいますが、女の子はお人形さんなんかで遊んでいます。
まず5日の日曜日は、鎌倉にて県民能。これはプチ旅行ですね。
そうは行っても東京駅から横須賀線で1時間。鎌倉駅から江の電に乗ると、立派な旅気分。
本来は、前日4日は宮城県白石市で能公演があったのですが、今回の震災で残念ながら中止でしたので、旅のスタートは鎌倉です。
6日の月曜日は、長野県上田市で、中学生を対象とした能講座のお手伝い。東京駅から長野新幹線で、1時間半。
7日は沼津稽古。自家用車を飛ばし、自宅から約2時間。
一日はさんで9日は、大阪にて師匠の素人会の申合。
飛行機にて、羽田空港より1時間。
10日は九皐会申合と江東区文化センターの講座があるので、大阪よりトンボ帰り。
11日は、大阪の素人会の当日。やはり日帰り。
新幹線やら飛行機やら車で高速をかっ飛ばしたり・・・
あちこちの移動は疲れます。
疲れるのですが、どこかで喜んでいる自分がいます。
もう数え切れないほど乗っている飛行機や新幹線ですが、乗る時はすこしだけドキドキします。
ほんの少しですけど、ワクワク旅気分です。
沼津と富士宮・富士の稽古で月4回行っている静岡への高速道路の旅も、わずかですが、ワクワクします。
私は、旅が好きなんだなあ。
いや、旅というより乗り物が好きなのかも知れません。
そういえば、まわりの能楽師にもそういう人が結構います。
あちこち移動するにあたって、飛行機や新幹線や特急電車の経路にやたら詳しい人や、飛行機や新幹線の車体の型番なんかをスラスラという人などよく見かけます。
移動は正直めんどくさいのですが、心の片隅ではワクワクしているのって、何なのですかねえ。
その答えは、息子達を見てればなんとなく分かるような気がします。
今年5歳と4歳になる息子達は、そろって乗り物が大好き。
車や電車や飛行機のおもちゃで延々と遊んでいます。
朝、私が出掛ける時、聞いてきます。
「お父さん、今日どこ行くの?」
「長野だよ」
「何で行くの?」
「新幹線だよ」
「うわー。新幹線!!!」
「今日はどこでお仕事?」
「大阪だよ。飛行機で行くんだよ」
「やったー!!! 飛行機!!!」
私が新幹線や飛行機に乗ると言ったら、意味もなく大はしゃぎする息子達を見ると、これは男の子に普遍的なDNAなのではないかと思ってしまいます。
ちなみに、女の子は全然違うそうです。
確かに、保育園に行くと、男の子は電車や車で遊んでいますが、女の子はお人形さんなんかで遊んでいます。
2011年06月06日
3ヶ月ぶりのお稽古
先週木曜日、浦安の稽古日でした。
3ヶ月ぶりのお稽古です。
浦安市は、先の大震災で市内の大半が液状化し、とてもお稽古どころではない状況でした。
そんな中、やっとメドがつき、6月よりお稽古再開です。
お弟子様の出足が心配でしたが、なんと全員集合です。
いつもは誰かしら休むのですが、久しぶりに全員揃いました。
3ヶ月ぶりに皆様と謡を謡えて、嬉しかったです。
以前と変わらず、月2回のお稽古が出来る幸せに感謝致します。
さて、久しぶりに訪れた浦安は聞きしに勝る惨状です。
道路は凸凹で、歩道にはあちこちに亀裂がはしっています。
至るところに段差が出来、コンクリートやアスファルトの瓦礫が散乱しています。
これでも、かなりマシになったそうです。
なにせ、場所によってはひと月も水道が使えなかったくらいですから。
写真は、お稽古場の公民館です。
砂地の駐車場から公民館の建物を撮りました。
赤いパイロンが立っているのが、もともとの駐車場の高さです。
駐車場は、50センチ以上沈んでしまったようです。